Kawakita on the Web

2007-11-02

[] 赤木智弘『若者を見殺しにする国』・雨宮処凛『生きさせろ!』購入  赤木智弘『若者を見殺しにする国』・雨宮処凛『生きさせろ!』購入 - Kawakita on the Web を含むブックマーク

若者を見殺しにする国―私を戦争に向かわせるものは何か生きさせろ! 難民化する若者たち
 10/26に発売されたはずの双風舎・赤木智弘氏著『若者を見殺しにする国』がamazonからようやく本日届きました。amazon、いくらなんでも配送が遅すぎ。一緒に購入したのが雨宮処凛氏著の『生きさせろ! 難民化する若者たち』。

先日とある「社会における『ギャップ』」がテーマのトークイベントに行ったところ、某先生が「若者の貧困」をとりあげていたのですが、そのとき雨宮処凛氏の名前は出てきたのですが、赤木智弘氏の名前は出てきませんでした。僕は並列で出てくるのかなと感じていましたが、ある方曰く、その先生の口から赤木さんの名前は出ないであろう、と。

両者はともに「若者の貧困」をテーマに論を張られていると感じますが、なぜ雨宮処凛氏の活動は好意的に評価され、赤木智弘氏は無視されてしまうのか。その違いは何なのでしょうか。

2007-10-09

[] 荻上チキ『ウェブ炎上―ネット群集の暴走と可能性』購入  荻上チキ『ウェブ炎上―ネット群集の暴走と可能性』購入 - Kawakita on the Web を含むブックマーク

ウェブ炎上―ネット群集の暴走と可能性 (ちくま新書 683)blog「荻上式(旧・成城トランスカレッジ)」「トラカレ!」を運営されているchikiさんこと荻上チキさんの初の単著『ウェブ炎上―ネット群集の暴走と可能性』が、本日ちくま新書より発売されたとのことで、渋谷ブックファーストにて購入しました。

インターネットが生活のインフラとなりインターネットに関係しない人・モノ・事がほぼ存在しなくなったと言っても過言ではない昨今において、Web上で起こっている現象を考えるために多くの人が見聞きしたことのある具体例を示し、必要な概念・単語を丁寧に解説し、背景や作動原理を分析するという内容です。

そこで起こっている出来事に過剰に防衛的になるのでもなく、逆にインターネットの可能性を楽観的に信じきってしまうのでもなく、眼前のディスプレイで起こっている出来事を僕らが解釈するための枠組を提供してくれているという意味で、まさに「ネット時代の『教養』書」といった趣です。

「そんなこと全部知っているよ!」というネットヘビーユーザーの方々は自らの行動を省みてみるために、ネットが生活上手放せないという方々は自分のネット上でのアクションがどんな可能性(善し悪し含む)を秘めているのかを知るために、そして新書という手軽な形式ですから、インターネットは便利だから使っているけど騒がれてる事件はちょっと怖いしよくわかんないよという方々、梅田望夫氏の『ウェブ進化論』読んでみてWebで世の中が良くなるって書いてたけどそんなに良いことばっかり起こるってホント?って思われた方々には特にオススメな気がします。

  • トラカレ! ― 知と情報を繋ぐ人文系ニュースサイト ―
    http://torakare.com/

NEATNEAT 2007/10/10 00:13 タイトルは『ウェブ退化論』か『ウェブ0.2』にしてほしかったです(ウソ)。

kwktkwkt 2007/10/10 00:24 でもいい意味での解毒剤であることは確かなような気がします。かなり豊富なネット上の炎上事件を事例にして「暴走と可能性」を考察されています。ネットをある種の欲望の「増幅装置」と考えるならば善きことも悪しきことも増幅して発生するわけで、楽観主義にも悲観主義にも両極に振れることなく一面しか見ないでもなく目の前で起こっている現象を分析するという視点は重要だと認識させられた次第。

2007-03-31

[] 本日購入  本日購入 - Kawakita on the Web を含むブックマーク

幸福論―〈共生〉の不可能と不可避についてひきこもりの国
 宮台真司氏とそのお弟子さんお二人(堀内進之介氏・鈴木弘輝氏)が、ありうべきソーシャルデザインについて議論されている『幸福論』と、おそらく外国人の方による日本文化論に属する書籍であろう『ひきこもりの国』が目次を見て興味を引かれたので購入。

2007-03-14

[][] いじめと現代社会BLOG  いじめと現代社会BLOG - Kawakita on the Web を含むブックマーク

いじめと現代社会―「暴力と憎悪」から「自由ときずな」へ―成城トランスカレッジのchikiさんがまたまたキャンペーンBLOGを展開中。書き忘れていましたが、もちろん僕も双風舎・刊の内藤朝雄氏の『いじめと現代社会―「暴力と憎悪」から「自由ときずな」へ―』は購入しております。

キャンペーンBLOGでは「内藤朝雄さんのロングインタビューや、過去に発表された内藤さんのコラムを掲載していく予定」とのことで、そちらにも注目。

はてなのトラバ形式でプレゼント企画もあるみたいなのでお持ちでない方はぜひ。


[] 本日購入&最近読んでいる本  本日購入&最近読んでいる本 - Kawakita on the Web を含むブックマーク

郊外の社会学―現代を生きる形SIGHT (サイト) 2007年 04月号 [雑誌]公民の民俗学
 今日は休みをとってゆっくりしておりました。で、本屋で社会学者・若林幹夫氏の『郊外の社会学―現代を生きる形』と月刊誌『SIGHT (サイト) 2007年 04月号』を購入。

僕は学生時代からなぜか若林幹夫氏のお名前は存じ上げており文章を読んでいたので、そしてなぜか前から「郊外」という空間・テーマに興味を抱いてしまうので購入。

月刊誌『SIGHT (サイト) 2007年 04月号』では特集で「誰にも聞けない、鬱のリアル」ということで、自分ではうつ病の自覚はあまりないけれど、この前予備知識としての講習を受けたときにあまりの多くの人がうつ病とは「意欲の低下や悲観的になるなどの精神的な症状しかない」と答えていた。僕も何も学んでいなければそう思っていたと思うけれど、以前川人博氏×高橋祥友氏トークセッションで「一般の人は感情の面に現れる症状や意欲・思考力の低下に関心が向きがち。知られていないのはうつ病で身体症状がでる」ということを聞き、外科的・内科的要因がないのに身体症状が出る場合は鬱の可能性があることを知った。特集の巻頭言にもある「"うつ"をめぐる状況はまだまだそのリアルが伝わりにくいところにある」という趣旨に大いに賛同し、おそらく僕もまだまだ何も知らないと思ったのでとりあえず購入。

あと以前買ったものですが、大塚英志氏による柳田國男の(民俗学の)可能性と限界、および昨今「伝統」と呼ばれているものが民俗学の勃興とともに「いかに形成されてきたか」を論じている『公民の民俗学』を読書中。

2007-02-04

[] 最近買った本  最近買った本 - Kawakita on the Web を含むブックマーク

東京から考える―格差・郊外・ナショナリズム集中講義!日本の現代思想―ポストモダンとは何だったのか
 成城トランスカレッジid:seijotcp:20070130:p2)にてchikiさんが紹介されていて大変面白そうだったので、東浩紀氏・北田暁大氏の『東京から考える―格差・郊外・ナショナリズム』を購入、即読了いたしました。東京およびその周辺の街の開発の経緯やライフスタイルから「街」とは何を体現しており、社会において「多様性」を護持・保持するということはどういう意味をもつのかということが考察されていたように思います。自分の住んだ街・住む街について語りたくなること必定の大変興味深い一冊です。

あと仲正昌樹氏による『集中講義!日本の現代思想―ポストモダンとは何だったのか』も購入し読了(2/10)。日本の戦後の思想史の「マルクス主義」から「構造主義・ポスト構造主義」を経て「現代思想」までのつながり、およびそれらの思想が海外と日本でどのように受容のされ方が異なったのか、そして「現代思想」以降の現状はどうなっているのかということが極めて明瞭にしかもわかりやすく書かれています。大学生の方はこれを読んでおくと「変な寄り道」をしなくて済む可能性が高いと思われます(「寄り道」もそれなりに重要だと思いますが)。

この2冊はその近辺の分野に興味のある人にとっては大変面白いと思います。

2007-01-06

[][] 『ウェブ進化論』再読  『ウェブ進化論』再読 - Kawakita on the Web を含むブックマーク

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる年始に文化系トークラジオLifeの「文化系大新年会・朝まで生Life」を聞いていたら、出演されていた津田大介氏が「今年のオススメ」として梅田望夫氏の『ウェブ進化論』を挙げられていて、そのときの紹介コメントである「この本は解説書ではなく思想書である」という言葉が妙に印象的だったので再読。

僕自身は昨年購入してまさに「解説書」風に流し読みして本棚に置きっぱなしにしたままでした。その後、この内容をどう解釈するかは、番組内でも話題になっていましたが、立場によって分かれるのでしょうかけど、確かに「意図的なまでに」オプティミスティック。さて僕はどう解釈しよう。


[] 本屋に行ってみました  本屋に行ってみました - Kawakita on the Web を含むブックマーク

近代化と世間―私が見たヨーロッパと日本生き延びるためのラカン
梅田望夫氏の『ウェブ進化論』を再読した後、たまたま今年初めて本屋に行ったら(渋谷Book1st)、「Web2.0」関連書籍に溢れかえっており目がくらくらするくらいでした。どの書籍も僕に「大切なことが書いてあるよ」「世の中の動きがよくわかるよ」と語りかけてくるような幻惑に襲われかけましたw ある意味強迫的。

で、結局買って帰ったのは、阿部謹也氏の『近代化と世間―私が見たヨーロッパと日本』、斎藤環氏の『生き延びるためのラカン』w

2006-09-28

[] 書籍購入・「希望格差」を超えて  書籍購入・「希望格差」を超えて - Kawakita on the Web を含むブックマーク

新平等社会―「希望格差」を超えて渋谷Book1stに行ってみたら至る所で平積にされていたので、とりあえず買ってみました。『希望格差社会』の著者・山田昌弘氏による格差問題に対する「新たな提言」とのこと。

ざっと眺めた限りでは、山田氏は「現代社会の格差は、自由で民主的な社会にとってむしろ『望ましい』とされることから生み出されている」ため、「不可避であり」単純に「『不当』とは言えない」「ニューエコノミー以降の世界的な現象」であるとの基本認識から、種々の格差が生まれようとも「希望の格差」に陥らない社会がどのようなものであるかということを提言されているようです。おそらくそれは、すでに変化し/これからも変化していく現在の経済・社会環境と、これまで個々人の「リスク」を吸収してきた(と思われてきた)数々の装置・制度とのギャップを認識した上で、環境に対応した社会全体でリスクヘッジを実現するような/できるような装置・制度(≒「生活の場」)を提言されているのではないかと思います。とりあえず読んでみようかと。

あとmacska先生の記事「悲劇の意味をすり替えたジェンダー叩き勢力」と宮台真司氏による映画『紀子の食卓』の監督・園子温氏インタビューが掲載されている週刊金曜日を木曜日にぎりぎり購入しました。

2006-08-31

[] 本日購入  本日購入 - Kawakita on the Web を含むブックマーク

SIGHT (サイト) 2006年 10月号 [雑誌]歴史の中の遊女・被差別民―謎と真相
 「不機嫌な日常」の松浦さんが紹介されていた「SIGHT 2006秋号」と「別冊歴史読本 歴史の中の遊女・被差別民―謎と真相」。本日本屋に行けたので購入。

2006-08-15

[] 本日購入の3冊  本日購入の3冊 - Kawakita on the Web を含むブックマーク

南の思想-地中海的思考への誘い日本とフランス  二つの民主主義「つながり」という危ない快楽―格差のドアが閉じていく
 計画性がないので目に付いた面白そうなのをピックアップして買いました。


『南の思想』はイタリアの学者(F. カッサーノ氏)が執筆しイタリア人日本研究者(F. ランベッリ氏)が訳した「遅さ、矛盾、自由」を体現する地中海的思考が著されたもの。僕自身善くも悪くもこの気質を内蔵している気もしないでもないのですが、体現できているわけでもない中途半端な中で生活していますので、読んでみようかと。


『日本とフランス 二つの民主主義』は、とりあえず「自由」大好き日本人と「平等」大好きフランス人というか「不平等」容認の日本と「不自由」容認のフランスという対比から双方の社会を比較しています。「自由」大好き日本人として、最終的にどちらが本当の意味で「自由」なのか、は気になります(大体結論は出ているように思えますがw)。


『「つながり」という危ない快楽―格差のドアが閉じていく』は速水由紀子氏の現代日本考察。途中でいくつか「鈴木謙介氏の話」も登場。グローバリズムとローカリズムの対立構造がある中、グローバリズムに乗れず、拠るべきローカリティも持てない日本という場において「つながり」のコミュニティが最後の拠り所になっているという話。70年代前半生まれの団塊ジュニア世代が主な考察対象ですが、地方で育った70年代後半生まれの僕もほぼ含まれていると言ってよいと思われます。


っていうか、読みかけ・積読だらけですが。

yaeno_29yaeno_29 2006/08/19 16:58 お疲れ様です。私もこの一ヶ月ほど、新刊本コーナーにはあえて立ち寄らず、たまっている積ん読本の読破に躍起になっていました。しかし、kwktさんのこのエントリで薬師院さんの本の存在を知り、これは自分の研究領域深化のためのスパイスになるかもと思い、先程購入しました。しかし、新刊コーナーに足を踏み入れてしまったため、角川からでた、久石譲の『感動をつくれますか?』他いろいろ買ってしまい、積ん読本の高さに変動なしですw。久石さんのは、ぜひkwktさんにも読んでいただきたい!目次確認・パラパラ立ち読みのみでビビビときましたw。

kwktkwkt 2006/08/19 18:25 yaeno_29さん、コメントありがとうございます。久石譲さんって音楽家の方ですよね。本も出されているのですね。今度確認してみます。ご紹介ありがとうございます。

yaeno_29yaeno_29 2006/08/20 06:33 久石氏は宮崎駿作品のサントラを手掛けてますね。トトロで、まっくろくろすけが夜に引っ越しするときにバックで流れる「風のとおり道」を気に入ったことをきっかけに注目しはじめました。ものづくりといいますか、プロの仕事と感性の意義が、作曲家としての経験の積み重ねにもとづき、論じられている良書です。「説明できないけど、とにかく大事だよね。」「結局最後は感性よね。」というよくあるパターンに逃げちゃいがちな若い方々(当然ワタシもw)に喝を入れてくれているような気もします。

kwktkwkt 2006/08/20 06:57 専門家の技術を安易に天才・天賦のものとせず経験蓄積や背景・環境要因の下に成立っているということを論理化(とまではいかなくとも言説化)されているということでしょうか。それは「オリジナリティ」というものを考える際の重要なポイントのような気がしますね。

yaeno_29yaeno_29 2006/08/20 14:52 読了まであと少しですが(読みはじめると一気に)、本書は、要約すれば、まさにkwktさんの仰るような内容です。先程の書き込みの際、かなり迷って「論じる」という表現を使いましたが、kwktさんの「言説化」という言葉が妥当するように思いました。興味深く読めますが、これまで自身が考えていたことと類似する見解が多数見受けられるため、新しい知見、指針を得るという面では少し物足りないようにも。ただ、副産物として映画と音楽の関係性の一見解を見ることもできます。立ち読みでも、久石氏の経験・見解は十分に把握できるように思いました。

kwktkwkt 2006/08/20 15:29 映画と音楽の関係って重要ですよね。シンクロすると記憶に焼き付くように残りますからね。現場でどのように考えられて作られているのかは興味深いですね。

2006-07-22

[] 内田樹『私家版・ユダヤ文化論』購入  内田樹『私家版・ユダヤ文化論』購入 - Kawakita on the Web を含むブックマーク

私家版・ユダヤ文化論渋谷に行ったので渋谷ブックファーストで立ち読みしていると、内田樹氏の『私家版・ユダヤ文化論』を発見。先日のユダの福音書の講演*1の内容とも関連がありそうな気がして面白そうだったので購入。