今どき本屋へ行けば、この本が目についてしかたがない
『チーム・バチスタの栄光』についての広告だけならば、それほど購入意欲も掻き立てられないのだが
『死因不明社会』のこの書評を読んで、まずamazonプライムで購入してみた。(2月7日のことである)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20080117/144716/
「チーム・バチスタ」の本当の敵は〜『死因不明社会』海堂尊著(評:後藤次美) (毎日1冊!日刊新書レビュー):NBonline(日経ビジネス オンライン)
読み始めたのは多少遅かったが、折から、愛知県犬山市でおこった時津風部屋の力士暴行死事件のニュースも重なり
この本で指摘されていたことが現実のものとなっていることをしるにいたり
問題はじつは身近なものであることを痛切に感じた
なんとも書き出しが凄い
人はかならず死ぬ。だから医療は必敗の闘いになる。だが人は、必敗だからといってその闘いを止めようとはしない。………(中略)………医学においては最大の災厄が死であり、敵を知ることが戦略の第一歩であることを考えれば当然のことだ。その象徴として「屍活師(屍は生ける師なり)という言葉や「メメント・モリ(死を想え)」というエピグラムが広く知られている。かつて医学の基礎には死から学ぶという、謙虚な姿勢があったのだ。………中略)………生命を守るために構築された医学は、いつしか建国の精神を忘れてしまった。
P210には、当然ながら時津風部屋の力士暴行死事件=時太山事件についても、
事件は、「死因不明社会」の象徴で、死亡時医学検索制度が構築されていれば早い段階で摘発できたはずだ。
と書き出し、以下当時の状況や、週刊誌等の記事についても結構詳しく論評してある。
時津風親方逮捕の時期に、映画が封切りされているので、こうした関連でもっと社会的に話題にしてもいいような気がするのだが………
この日記を書き進めていくうちに
『チーム・バチスタの栄光』についてのさまざまなサイトがあることをはじめて知った
http://tkj.jp/batista/ ---チーム・バチスタの栄光 OFFICIAL WEB SITE---
さらに、著者の公式サイトまである
http://tkj.jp/kaidou/ 「このミス」大賞受賞作家 海堂 尊のホームページ 宝島社
http://tkj.jp/kaidou/news01.html#anchor01
007.10.15【海堂ニュース! 07】バチスタ映画化と、時津風部屋力士リンチ死事件
ところで、いろいろ探しても
どうして、原作の主人公=俺=田口公平医師が、映画では女性なのか?
原作者の意見はさずがに見あたらない
チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)
- 作者: 海堂尊
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チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600)
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- 作者: 海堂尊
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