久しぶりの古典

  • 久しぶりに古典に挑戦した。傑作の誉れ高い「Yの悲劇/エラリー・クイーン創元推理文庫)」である。確かにおもしろかった。しかし、「Xの悲劇」の方が良くないか?「Xの悲劇」の方がだんぜんしびれたぞ。ハッター家がなぜあのように異常なのか、というところもよくわからなかったし。
  • という疑問を感じたので、ネットで調べてみた。するとどうやら、日本では「Yの悲劇」の評価が高いが、海外では「Xの悲劇」の方が評価が高いということである。さらに、日本で評価が高いのは江戸川乱歩が絶賛したかららしい。
  • 良かった。読み方が浅くて、良さがわからなかったのかと思った。ということで気を取り直して、4部作の残り2冊を速攻で購入した。が、今は「さまよう刃東野圭吾(角川文庫)」を読書中。こちらは少年犯罪がテーマだ。これもおもしろい。本を読むのが止まらない。しかし、悲しい。切なくて仕方がない。いったいどういう終わり方をするのだろうか?
  • ところで、「Xの悲劇」「Yの悲劇」とも創元推理文庫版を読んだのだが、今日書店でハヤカワ文庫版を手に取ってみて、あまりに読みやすそうなのにびっくりした。主には活字の大きさと行間の広さのせいだ。古典に挑戦を始めるときに比較して創元推理文庫版にしたのだが、やはりハヤカワ文庫版にすれば良かったかな?


Yの悲劇 (創元推理文庫 104-2)

Yの悲劇 (創元推理文庫 104-2)