三度、文三襲名披露に行く。

文三さんとは縁があるようですなぁ。再び、繁昌亭での襲名披露の会に行って来ました。今日も豪華でっせ。NGKでのメンバーが出てまんがな。三代目も忙しゅうおますな。米團治くんに続いて文三さん、それから8月の春菜改メ三代目春蝶の襲名披露にそれぞれ出てはります。今日もおめでたい雰囲気が満開です。

演目は以下の通り。

  • 仲入り

今日の番組も充実でしたな。文華さんの「青菜」は何度聞いても面白い。あのダミ声がええのかも。英華さんは、相も変わらず艶やか華やか。竹林さんのネタは新文三さんがNGKでの襲名でかけたネタ。「私生活も盛り込みまして」という竹林仕込みもリアリティがあって良い。前半のハイライトはやっぱ三代目春団治師匠。拍手の大きさが違いますな。マクラは相も変わらずボソボソ(笑い)。それでもきっちりとお祝いの席でよくかける「祝のし」。丁稚さんがかわいい。

中入り後は、NGKでもお出になった師匠方による披露口上。NGKの再現を見ているようで面白い。締めは三代目の音頭で大阪締め。口上の後は、文珍師匠。微妙な出番順に少々お困り気味で「何やろうか決めてませんねん。あんまり上手くやっても文三君が霞んでしまうし、軽いネタやときん枝君と被ってしまうし、困りますわ、きん枝君は持ちネタが少ないし」とマクラでぼやくとお客さんの爆笑と拍手の嵐。大丈夫か?きん枝くん(笑い)。色々ときん枝くんをいじった後は「風呂敷」いう珍しいネタ。きん枝くんは文珍師匠に散々いじられた後、自分でも「知ってる落語は50ほど、稽古したら出来る落語が5つ、自信持って出来るネタが3つ」と自虐的なマクラ。その後ろを「ほな、帰るわ」と洋服姿の文珍師匠が横切る始末。ホンマ、大丈夫か?きん枝くん。ネタはお馴染みの「狸賽」。まぁ、可もなく不可もなく。トリの文三さんは、春団治師匠から許可を頂き、赤絨緞の高座(これは春団治仕様らしい)で初めて聴く「芋俵」を丁寧に。

昼席がはねた後は、雨もやんでお日さまもカンカン。初日と同様に文三さんは、お見送りに出てました。図々しくもこんなん頂きました。

まぁ、そんなわけで、文三さんの襲名披露に三度立ち会えたわけですが、これからも天真爛漫に明るい華の文三としてご活躍をお祈りするわけでございます。打ちましょ、チョンチョン(大阪締め)。