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2007年09月05日

は?(by 軍師)


NHK大河ドラマ風林火山」第35回〜姫の戦い〜>


勘助くん、君は…何だかおしゃれな着物を着るようになったじゃないか。なかなか渋いよ。このまま伝説の軍師の道を順調に進むのかなあ…と思いきや、御屋形様と入れ替わるようにして、またもや由布姫絡みで暴走し始めた勘助くん。

久々の由布姫との対面シーンで火がついたようです。四郎さまから「母上を泣かすな」と可愛く文句を言われ、由布姫ににじり寄られすぐ間近に姫の顔が…、さらには手まで握られちゃった勘助くん。寒い越後で不毛な戦いに明け暮れていた勘助くんにとっては、まさに天にも昇るような心地だったでしょう。

もうひとつ。

勘助くん、君は…とことん女運がないんだねえ…。於琴姫の侍女から「下がりや!」と邪険にされ、何でだか君を慕ってくれる女の子が思わぬ方向から飛び出してきてしまった…。武田家譜代、原虎胤の末娘だよ。下手に冷たくして、父親にでも泣きつかれたら大変なこった。


しかも、だ。由布姫は最悪にご機嫌斜めである。久々に勘助に当たり散らし、わがままを言い、ついにはお家騒動の共犯まで命じた。

由布姫は、異母弟の寅王丸が出家させられたことをちっとも知らなかったんだね。てっきり四郎さまに諏訪の家督を継がせたがっているのかと思った。でも違うみたい。由布姫の中では、諏訪家の跡継ぎは父、頼重の正室(晴信の妹)から生まれた寅王丸であって、四郎くんは彼の助けになれるような武将に育てたいと思っていたようだ。武田家の中の諏訪方みたいな感じか。

しかし、寅王丸が出家させられたとなると、諏訪家の跡継ぎは自動的に四郎さまに決まってしまうようなもの。側室から生まれた自分の、さらに御屋形様の側室の子でしかない四郎さまじゃ、名門諏訪家は武田家の下につくようなものだよな。

御屋形様の足が遠のき、躑躅ヶ崎館でもよそ者扱いで、しかも御屋形様は別の側室にご執心のご様子。これじゃ、四郎さまの価値はますます下がっちゃうよ。そんな四郎さまが諏訪家を継ぐなら、同時に諏訪家の価値もそれだけ武田家に蔑ろにされるってことだ。一度捨てた恨みだが、やはり生家を滅ぼした憎き武田家、許すまじ。ってことで、いっそ武田家を乗っ取ってやりたい、いや乗っ取らねばまさしく諏訪家は滅びる、と由布姫は必死なんじゃなかろうか。

でも、勘助はそんな由布姫の思いを「悋気」の一言で片付けちまった…。まぁ、勘助の今の立場じゃ由布姫を諫めざるをえないのだろうが…、本音のところはどうなの?

「あの美しい和子様に天下を取らせたい!」という熱い思いは、どうやら越後の寒さですっかり冷えきってしまったようだね。

でも新たなる側室の出現。そして由布姫の激情。勘助は目をぎょろんぎょろんさせて、ちょっと周りが見えなくなっているみたい。かつての御屋形様の「おのれぇ!あ〜ま〜り〜ぃ!!」に次ぐかもしれないほど、目をぎょろんぎょろんさせていた。


御屋形様とこうした勘助の主従コンビも、よりいっそう味わいが深くなったよな。なんだか御屋形様は、原作の武田晴信に近くなってきたみたい。勘助もちょっと御屋形様が何を考えているのか分からなくなってきたところがあるし、由布姫のみならず、御屋形様にまで振り回されるようになってしまった…。

今回、御屋形様の同母弟、信廉くんが初登場したが、次男の信繁くんと違ってお兄さんにやや反抗的というか、ちょっと生意気な口をきくというか、でも言っていることはその通りなんだよな。もうひとりの弟くん出現で、いかに信繁くんが「できすぎた」弟なのかがよく分かるねえ。

最初に観た時は、父、信虎に溺愛されて育ったのに、晴信に忠実で、裏返せば大人しく覇気のない弟くんだなあ、と思ってしまったものだが…、後世からは激賞されている。

何でも子孫に残した家訓に、「どれほど御屋形様に親しんでもらっても、奥の部屋へ親しげに入ってはいけない」とか「御屋形様の枕事情の話が出たときは、そっと席を立って座を外すべし」とかいうのがあるそうだ。涙ぐましいほどの気の遣いようだが、御屋形様が兄でなく、ただの主君ならまぁこれくらい慎むのは当然だよな。

風林火山」には実にいろんな兄弟が出てくるが、信繁くんほど淡泊な兄弟はいないだろうなあ。愛情がないというわけではなく、国主の子として生まれ、国主の兄を持ったがゆえの、苛烈なほどの情の断ち切りかたがすごい。兄を蹴落とすのではなく、あくまで一家臣として忠誠を尽くすことで、自分の中の兄弟の情を切ってみせたのだ。それは兄、晴信に対しても同様であろうと思う。

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