2008年02月18日
キナコタイフーン(渡辺ペコ/太田出版)
かなり劇的に自己チューな主人公(♀)なんだが、応援したくなってしまう。ちなみに帯のコピーは「望月キナコ、23歳、処女。AV監督やります!!」だ。それでも応援したくなっちゃうんですよ。
本作を一行で言えば、
職業に貴賎はないというのは真理であるが実感できるお話。(注:私的見解)
以下、ネタバレ。
自分が監督した映画で賞を獲ったキナコは、自作への資金源も確保でき、こだわりのおもむくまま次回作の作成に励む。…が、スケジュール、予算、スタッフとの軋轢etc...で散々な結果に。そこへ救世主・マコレー安倍川から「ポルノ映画を撮ってみませんか」と誘いがかかる。
迷ったものの、映画への情熱から未知の世界へ飛び込むことにしたキナコ。…が、免疫のない彼女にはキビシイ世界であった。それでも何とか作品を撮ったが…。
自分の仕事って何だ?
それは自己満足でしかないのでは?
ひとりで仕事しているわけじゃないぞ。
世の中、自分の思うとおりにはならないもの。
それでも……
いい仕事をしたい、できるようになりたい。
がむしゃらな頑張りようと情熱で爆走するキナコと、彼女の頼もしきストッパーでもある同僚たちの性春青春グラフティ…なんだそうだ。
仕事に対して誠実な人に悪い人間はいないよ。
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