≪Kyoto MaGiC便り No.5≫「高橋真琴×verona その2」


さて、いよいよKyoto MaGiCのショーと展覧会も近くなって参りました。
先日、2月16日は、高橋真琴先生とそのマネージャーの理絵さんが、上洛してくださいました!ドレスの形を決める仮縫いと、デティールのチェックのためです。


場所は、京都のオーダードレス専門店「verona」。
http://www.sposa-verona.com/

マンガミュージアムから御池通を二条城方向に歩き、10分くらいのビルにあります。
1階は、veronaさんと連携している「枯れない花のアトリエ Cocochimio(ココチミオ)」さんのお店があるので、分かりやすいですね。とっても可愛い外観です。



お店の中には、様々な種類のお花が!
ブーケの素材やアクセサリー類の販売をされているお店だそうです。
ここだけで何時間でも時間が過ごせそうですね。



この上の階が、veronaさんのアトリエになっています。
沢山のドレスやウエディング用の和装が収納されているのですよ。



ドレスのオーダー制作だけでなく、レンタルもされているそうです。
色々な種類があって、花嫁さんは迷っちゃいますね。


さて、いよいよドレスの仮縫いに入ります。
高橋先生もこうした作業は初めて見るとのこと。ドキドキしますね!
ドレスの型を決めるには、まず、綿の布で仮のドレスを作り、シルエットを決めていくことから始まるのだそうです。
その後、実際に使う素材でさらに仮縫いをし、着る人のサイズに合わせて、美しいラインを作りあげていくとのこと。
veronaのデザイナー・新井さんが、まち針を鮮やかな手つきで入れていき、ドレスが形になっていきます。



ここで、突然、新井さんが布切れをハサミでジョキジョキと切りだしました。



「一体何ができるのだろう…?」高橋先生も不思議そうに、その様子を見つめます。



すると、



薔薇があっという間にできていました!すごい早業です!



新井さん「こんな風にドレスの後ろに、りぼんと一緒につけてみたらと思うんですよ。」
後ろ姿は、画にはない部分。まさに想像で作るしかないから大変ですよね。

しかし、新井さんは、アイディアが溢れ出して止まらない!
次々と色々なアイディアを提案されて、これには高橋先生も驚いていました。



首元につける予定のレースも。
画のドレスの色に合わせて、もう少し生成に染める予定だそうです。



刺繍のサンプルも見せてくれました。
画のスカート部分の刺繍は、白一色ですが、高橋先生が前回の打ち合わせで提案された「京都の雅」を取り入れてみたとのことです。
この刺繍、写真じゃわかりにくいのですが、一つ一つビーズが縫い合わされているのですよ。こ、こまか〜い!まさに巧みの技!



ベールのイメージです。今回は頭の一部に、お花をのせていますが、当日は画と同じように頭いっぱいにお花をあしらいます。
ベールのふわっとした素材感、スカラップのレースの再現などもかなりこだわった作りになりそうですよ。



新井さんの手さばきは神業といっても過言ではない。
ただの布が、どんどんドレスになっていく様はまさに「MaGiC=魔法」でしたよ。

完成が楽しみで仕方ないと、高橋先生も期待に胸を膨らませていたご様子。
本番のドレスの生地は、もっとふわっとした光沢のある上品なもので、さらにきれいなシルエットとこだわりのデティールを楽しめるとのこと。わくわくしますね。
ドレスの製作過程に触れて、私研究員Kはすっかり見入ってしまいました〜!


さて、Kyoto MaGiCのちらしもできあがりましたよ。
裏表に、今回再現する画が乗っていて、一見ポストカードのようです。サイズもポストカードサイズ。お部屋に飾れちゃいます。



観音開きになっていて、開くとMaGiCの情報が載っているのです。




マンガミュージアムでも配っていますが、各地域の美術館さんや書店さんなどにも置いてもらうようにお願いしていますので、関西方面でない方も手にとる機会があるかもしれませんね。
見つけたら、ぜひ手にとってくださいね。


(mochi)