ブログトップ 記事一覧 ログイン 無料ブログ開設

ボタニカルアート・徒然日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード



「齋藤優子ボタニカルアート展」2018年10月11日〜16日 詳細はこちら

2018-07-11

[] 《ホタルブクロ》

 風情のあるホタルブクロ(キキョウ科 ホタルブクロ属)をいただいたので描いてみました。


f:id:kyou2:20180711102043j:image:w450

《ホタルブクロ》部分

 

 ホタルブクロの学名は Campanula punctata Lam. var. punctata です。学名からホタルブクロ属というのはカンパニュラと分かり、なるほど花屋さんで見かけるカンパニュラの仲間かと納得がいきました。

 カンパニュラ(フウリンソウ)やホタルブクロ、科は違いますがリンドウなどの花の形を鐘形花冠(しょうけいかかん)と言って、描く時は釣鐘(円筒)になった花弁をしっかり意識して、内側に空間がある感じにするのがポイントですね。

 とは言ってもホタルブクロの場合は、蕾のときは円筒ではなく脈の部分だけが出っ張っているので(下から見ると☆形)少々厄介。

 モチーフは小さな蕾からだんだん細長くなってきた蕾、パンっと膨らんで咲いた花からややしぼんできた花、枯れて縮れた花があって、それぞれ形や色の違いが面白かったです。描く時はその描き分けが頑張りどころですね(笑)


f:id:kyou2:20180711102037j:image:w450

《ヤマホタルブクロ(左) ホタルブクロ(右)の萼の違い》


 また、特に描くのが難しいのが、「ホタルブクロとヤマホタルブクロの見分け方」で知られている萼の違いでした。

 ホタルブクロは萼片の間に反り返った付属片(付属体)があります。小さな蕾の萼にもちゃんとあるのでそれを描くのが一苦労でした。よくよく見て形状を把握しないとちょっと見ただけでは分かりづらいところです。

 また、花弁の内側にとても細くて長い(2ミリくらい)の白い毛が生えているので、それは分かるように描きました。葉や萼にも白い毛が生えていますが、あまり目立たなかったので葉の裏などに少し描くようにしましたが、正直決めかねました。その辺は個々の植物の特徴をどれほど理解しているかにかかっていると思うので恥ずかしい限りです。


 見れば見るほど変化に富んだ植物で、描き切った感は全然ありません。数年前にも一度描いたことがありますが、その時はどんな気持ちで描いたのだろうと思いました。

 また何年かして描いた時、植物への知識がより深まって絵の技量がもっと納得できるものになっているよう続けていきたいです。


 作品《ホタルブクロ》はこちら→「花の棲み家−ボタニカルアート」

ワインワイン 2018/07/11 13:16 ホタルブクロの咲く季節ですね。作品のホタルブクロは比較的濃い色なのですね。花弁の内側の白い毛も意識的に描かれたのですね!私だったら気づかなかったかも。ホタルブクロの萼が不思議な形に反り返っているという特徴、初めて描いたときに私がそれに気づかずいい加減に描いたので、気をつけて描くようにと指摘されたのを思い出しました。このような植物独特の特徴をきちんとわかっていて描くと言うことが何よりも植物画の基本なのですね。とてもすてきな作品を見させていただいてどうもありがとうございました♪

kyou2kyou2 2018/07/11 16:28 >ワインさん
>このような植物独特の特徴をきちんとわかっていて描くと言うことが何よりも植物画の基本なのですね。
知ってから描くか、描いて知るか、ってところでしょうか(笑)今はネットで植物の画像や情報も沢山あるので、分からない時は確かめたりしています。
私は植物について知らないことが多いですけれど、だからこれからもずっと興味深く楽しく描いて行けそうです。

ゴンベッサゴンベッサ 2018/07/12 22:23 他の人の絵を見るのは面白いです、明らかに自分とはさくふうが
違い見ていて大変に参考になります。
見れば見るほどに正確に細かく写し取った様です。
まあ写真より正確に描くのがボタニカルアート
写らない所まで描けるのが絵ですね、描く植物
細かく調べてあるので感心しています。

kyou2kyou2 2018/07/12 23:16 >ゴンベッサさん
>他の人の絵を見るのは面白いです、明らかに自分とはさくふうが違い
そうですね。個性が無いようであるのが植物画で、そこが面白いところかもしれませんね。
いつも見て下って有難うございます。

スパム対策のためのダミーです。もし見えても何も入力しないでください
ゲスト


トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/kyou2/20180711/p1