最近読んだ本 ゴールデンタイム1,えむえむ10,一年C組

5日のヤクルト戦でマートンが3安打猛打賞で213安打としイチローの210本を更新しました。

マートン:213安打 ←新記録達成プロ野球記録、2010年、残り2試合)
イチロー:210安打(史上初の200安打、左打者記録、パリーグ記録、1994年)
西岡:206安打(内野手初、スイッチヒッター初、2010年)
青木:205安打(プロ野球史上初の200安打2回、2010年)
ラミレス:204安打(外国人初、右打者初、2007年)
青木:202安打(セリーグ初、2005年)

――そして伝説へ
最多安打もほぼ手中に。マートンが2試合ノーヒットかつ青木が3試合で9安打すれば抜かれますが、あまり現実的な数字ではありません。

ゴールデンタイム 1 春にしてブラックアウト

著/竹宮ゆゆこ イラスト/駒都えーじ レーベル/電撃文庫

序盤の異様なハイテンションのノリについていけずに放置していたものの、そこさえ乗り越えれば面白かった竹宮ゆゆこの新作ライトノベル。個人的にあの異様なテンションは正直もうちょっと修正した方がいいと思う今日この頃・・・・・・後半シリアスパートに入ってからは真面目な文体だったので序盤のページ稼ぎだったりするんだろうけど、読むのが疲れるし後半のシリアスと乖離しすぎてるので無い方がいいと思いました。
舞台はとある大学。事故の後遺症を乗り越え1年遅れで大学に入学した主人公多田万里が、宗教団体にはまった可愛い先輩にお触りされたり、友人の事が好きな女の子の相談に乗る振りしていい感じになったりします。
テキストが一部誰が喋ってるのか分かり辛いシーンがちらほらあったのが少し残念でした。


以下ネタバレ。
まずメインヒロインの加賀香子がとても可愛い(2次元的な意味で。リアルにいたらアレだけど)。万里の数少ない親友の柳澤を好きな美人で思い込みの激しいお嬢様なんだけど、とらドラ!逢坂大河と違って基本的に出来た人(ただし幼馴染に関してはすぐかっとなって要らない事をしたりしゃべったりしてしまう)なので、読者視点(=神視点)だと香子の弱いところや後で反省してションボリするシーンが見れるので非常に感情移入できます。
そしてそんなお嬢様の恋の相談に乗ってあげながら、心惹かれて行く王道ストーリー。振られて傷心したところに優しく声をかけて部屋に連れ込みます。イチコロです。一撃殺虫ホイホイさんです。
さらに柳澤と現在進行形でいい感じの女の子の岡千波。明るく素直で感じのいい子です。この子も可愛いです。
そして昔の主人公を知るリンダ(林田奈々)。高校時代、同じ部活で部長と副部長、記憶喪失前は浅からぬ関係だったようです。にゃんにゃん。香子ルートを進んでた主人公がその中で過去の自分と向き合おうとした最後の最後でその事が初めて明らかになったシーンには鳥肌が立ちました。急転直下で香子ルートで話が進んでいったラストにまさかそう来るとは!って感じで。
やはりゆゆぽはいい作家です。主人公の成長を絡めながらメインヒロインルート進めといて、最後に別ヒロインとの因縁を。2巻が非常に待ち遠しいです。でも来年春らしい。半年、長いです(´・ω・`)ショボン


また主人公を影で見守るもう一人の多田万里。これをどう解釈するかもポイントですが、幽霊やら霊魂が怖くて嫌いなので、今の多田万里は事故により精神的ダメージを受けた元人格が辛さを和らげるために作った別人格ではないかと思います。事故に何らかの記憶を封印したい要因があるのではないかと。もしそうであれば、当然過去の主人公と接点のある林田奈々が怪しくなります。あと高校生の恋愛で名を馳せたゆゆぽが敢えて今更オカルト要素を入れる必要も特に無いしね。


挿絵が章ごとの小さなイラストだけだったのは残念。せっかくのこつえーなのに・・・・・・


そんな感じで非常によく出来た恋愛物でした。とてもお勧めです。ラノベ読みならとりあえず読んでおくべき一冊。

えむえむっ! 10

著/松野秋鳴 イラスト/QP:flapper レーベル/MF文庫J

ついに2年生になったブタロウ。石動美緒先輩が卒業するまであと1年、20巻くらいで終わりでしょうか。
内容は新入部員の勧誘や、人気投票の結果、過去の短編「限界突破の大食い対決」(コミックアライブ09年9月号)の再録など。ややネタギレでマンネリ化してきてるのと再録もあって、やや面白みにかける巻でした。
唯一話が動いたのが、柊ノア先輩がブタロウに告白したこと。これで四角関係になりました。嵐子と石動美緒の三角関係も主人公の優柔不断がやや微妙な感じなのに、これで3人とかなったら凄くgdgdになりそうな感じがしなくもありません。
最後に、アニメ始まったので応援よろしくね!

生徒会の一存外伝 一年C組の日常

著/葵せきな イラスト/狗神煌 レーベル/ドラゴンマガジン文庫

ドラゴンマガジン2010年7月号付録の短編。136P書き下ろしとボリュームはそこそこ。会話主体なので1時間もかからずに読めますけれども。
1年C組の秋峰葉露(誰?)を主人公にした恋愛要素多目のお話。内容は無さ目だけど、すれ違う2人の恋心がうまく表現されてて甘酸っぱい感じでした。