ひだまりスケッチ 2 ひだまりSchool Life

著/日暮茶坊 原作・イラスト/蒼樹うめ レーベル/芳文社KR文庫

1年生の秋を描いた学園編で、ほのぼのあたたかい日常が描かれていました。平凡な日常なので特に内容はありません。なんせほのぼの。
芳文社KR文庫は7冊刊行されたっきり全く新刊が出ない休眠レーベルで、その7冊のうちこれで3冊を読みました。レーベル制覇が簡単に出来そうなのですよ(*´ω`*)

本日の騎士ミロク 4

著/田口仙年堂 イラスト/高階@聖人 レーベル/富士見ファンタジア文庫

CLOWNさんに借りました。
3巻でジュジュ姫を守って瀕死の重傷を負ったトーラットを治癒魔法の発達したベト神聖国に連れて行ったミロクが、ベトに入り込んだオウガンの間者によって引き起こされたゾンビの大量発生に巻き込まれてベトの第一王女ミーヤー姫を守って頑張るお話。心臓を貫かれても身体を切り刻まれても死なない限りは治してみせるベト王国の最上位回復魔法は、剣を強化したりゴーレムを作り出す魔法がメインの中でちょっと反則レベルだと思った。
あとミーヤー姫がエロかった。そしてミロクがそんなミーヤーにエロく迫られて靡きかけたのも、変に鈍感主人公じゃなくて自然な感じで好みでした。
1〜3巻でホラキアvsジルサニア編が終わって3巻はベト神聖国編と、大陸6カ国を1国ずつやって最後にオウガン帝国編をやる感じっぽいです。怪しげな魔導士に操られているオウガン帝国を元の戦闘民族国家に戻すってミロクの目的も決まってるので、この先の展開や終わり方もほぼ決まってそうな作品です。
あ、面白かったです。ファンタジア文庫の中世ファンタジーは良さげなのが多い感じ。

踊る星降るレネシクル 4

著/裕時悠示 イラスト/たかやKi レーベル/GA文庫

タイトルのレネシクルはアイヌ語で「オリオンの三つ星」の意だそうです。すまるのベツノカ、瑞貴のカグツヒメ、主人公のカカセオで三つ星かと思います。
4巻にして話が急激にでかくなってきて、今までそれなりに学園能力バトル物だったのが、ミカホシ教団のトップも巻き込んだ宗教内二大派閥による武力抗争に発展。少し展開が速いような気がしなくもありません。結構早く終わるのかな?
前半がドロドロ三角関係の学園ラブコメで後半が能力バトルないつもの構成なものの、ルールに基づいた今までのランカーバトルと違って殺し有りの実戦な上に宗教内の宗派対立なので、今までと違ったちょっと熱くなりづらい展開でした。
この作品はミカホシというやや怪しげな宗教都市が舞台なんですが、宗教内部の対立で主戦派と穏健派が武力衝突に至り、防衛戦にて主人公が死にます。そして愛する人を失った哀しみにより覚醒した舞波すまるがついに伝承の星神ベツノカの星降りに成功したところで次回に続く。
沙良瑞貴が降らせた最強のカグツヒメの炎すら凍らせる氷結の最強星神を纏った覚醒すまるの戦闘が見られるであろう5巻が楽しみではあるものの、敵も味方も陰謀が多すぎて嫌な感じと言うかのめりにくいように思えました。勧善懲悪が良いとは言いませんが、もう少し主人公サイドは純粋に応援したくなるようにして欲しいかな、と。
表紙は新キャラかと思ったら覚醒してベツノカを降らせた舞波すまるでした。髪の毛の色が変わってるから分らなかった・・・・・・
面白さはまぁぼちぼち。インフレがちょっと進みすぎてる感じ。