ウチの姫さまにはがっかりです…。 3

著/鈴木鈴 イラスト/藤真拓哉 レーベル/電撃文庫

主人公の幼馴染みで主人公の事が大好きな女の子リュカが登場。がっかり姫はじめ主人公の周りの女の子に敵対心を抱くも、女装する事が大好きな変態なんだ!という主人公の魂の叫びを聞き、変態な主人公でも受け入れて愛せるようになってみせる!と故郷に帰りました。要約するとそんなライトノベル
お姫様は相変らずSM好きのがっかり変態趣味を持った清純派プリンセス。趣味を定期的に行わないと神聖魔法が使えなくなってしまう重度の変態さんです。表紙イラストの旅装がとても可愛かったです。
戦闘ではついにファンタジーの王様とも言えるドラゴンと相見えることに。
強大なドラゴンと、それを相手にして一歩も引かない竜戮騎士(ティフォニロス)の名に恥じないドル・ドーザの活躍など概ねいい感じだったものの、無理矢理書きたいラストシーンに持ってくような箇所が一箇所あって、そこだけちょっと手抜きだと思いました。
ドラゴンの求めるアイテム捨てて逃げればほぼ安全に逃げれたのに、何故か持ったまま走って逃げた所ですね。そこ以外は悪くなかったし、何より強大なドラゴンとの戦いは王道と言うかこう燃えるものがありました。最近ファンタジーでもあまりドラゴンと真っ向勝負しないからね。
そこそこ面白かったです。

これはゾンビですか? 8 はい、キスしてごめんなさい

著/木村心一 イラスト/こぶいち むりりん レーベル/富士見ファンタジア文庫

「どっかへデートに行ったり一緒に映画見たり一緒に暮らしたりってさ友達でも出来ることだろ? 結婚とか嫁とか、付き合うとか彼女とか、そんなの、俺には言葉の鎖にしか思えない。そんな不確定な鎖は、いらないね」

相川歩死ねばいいのに相川歩死ねばいいのに相川歩死ねばいいのに相川歩死ねばいいのに(;^ω^)ビキビキ こんなにも主人公が憎らしくなったのは久しぶりだぜ・・・・・・
(´-`).。oO(可愛い女の子たちに直接的に好意を伝えられながら、今のままでいたいからその気持ちには答えない、悪い言い方すればキープしているハーレム糞主人公に神罰がありますように)
いやほんとこれはちょっと酷いと思います。
鈍感主人公じゃなくて相手の好意に気付いた上で、今のハーレムが楽しいから今の俺のことが好きなままで居てくれ、だからね。それで愛想尽かさない女の子もアレなんだけど、まぁきっとそれだけクソムシ、じゃなかった主人公が魅力的なのでしょう。
あーあとヴィリエ女王リリスちゃんが登場しました。表紙のロリッ子。戦闘シーンはいつもどおりしょぼしょぼ。大先生は相変らず何か悪い事を企んでそうな感じです。ハルナのかーちゃんは日本人らしい。
個人的にはサラスとセラが好きです(*´ω`*)
↑がゲーマーズ限定差し替えブックカバー(サラス)で、↓が通常版表紙(リリス)です。裸エプロン(*´ω`*)

詠う少女の創楽譜(フルスコア) 1

著/雨野智晴 イラスト/たにはらなつき レーベル/MF文庫J

ダ・カーポIIのコンビによる初ライトノベル
妹が主人公を「兄さん」と呼んだり、平凡な主人公だけど実は隠れた才能があるとか、なんかもうお腹一杯な設定のオンパレードで没個性。そしてヒロインに対して主人公が突っ込むエロゲフォーマットな文章スタイル。とても普通のラノベ。萌系エロゲ出身だけあってヒロインは可愛かったけど、それでもどこぞの朝倉音夢だの朝倉由夢だのから脱し切れてない感じ。
あと戦闘が神曲奏界ポリフォニカでした。
楽器弾いて音楽で後方支援して、歌姫と呼ばれる魔法使いなヒロインたちが歌うことによって発現する魔法によって戦います。魔法は純粋に才能。妄想を具現化する才能を持った女の子だけが歌姫になれます。使えるか使えないかに努力は入る余地がないあたりもなんだかなぁって。
具現化する過程で支援楽曲により補強するとかそんな設定。支援楽曲を弾くのに歌姫と心が通じないといけないので「あーん」したり一緒に寝たりラブラブします。主楽器だけ自分で弾いて、残りを予め録音しておいたもので補うのもまんまポリフォニカ
歌姫による魔法バトルの結果が翌年の国家間のパワーバランスに影響するという、Gガンダムガンダムファイトみたいな設定。
さすがD.C.IIシナリオライター。見事にスカスカ&のどこかで見たようなラノベでした。ネタとしても特に面白い箇所はなく、至って普通のラノベ
あ、主人公が妹の匂いのするシーツにくるまれながら腰を振って気持ちよくなるのを妹がこっそり見てたったところだけ良かったかな?