ストライプ・ザ・パンツァー 1
姫川響子は交通事故で瀕死の状態になったところを、心優しい宇宙生命体のストライプに寄生されることで助けられる。心に直接話しかけてくるストライプに、響子は二週間前に家出した兄の礼二を探していたことを明かす。実は記憶喪失だというストライプと共に、響子は二人で互いの“探しもの”を見つけることを約束するのだった。そんなとき、響子の学校で大量のパンツ消失事件が起こった！ 響子はストライプと協力し、パンツ泥棒の宇宙人を追うことになるのだが――!? 審査会騒然のハートフル・ピュアコメディ、堂々優秀賞を受賞して登場！
第9回MF文庫Jライトノベル新人賞＜優秀賞＞受賞作。
面白すぎてビビった。
超お勧めなので、ぜひ前情報なしで読んで欲しい一冊です。
略称はストパンかな？
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パンツ生命体ストライプに寄生（というか共生）されてパンティストとなった姫川響子が、大好きな義理のお兄ちゃんの失踪の原因を突き止めるべく、ちょっとえっちな宇宙規模の騒動に巻き込まれます。
最強の宇宙パンツ生命体やらLORI（ロリ、宇宙平和を守る組織）の宇宙ブラジャー生命体（宇宙パンツ生命体の少数亜種）といったアホすぎる設定を宇宙だからの一言で全て放り投げ、ロリかわ女子高生に恥ずかしがらせたり、汚物を見る様な死んだ魚の目をさせたりすると言った、書き手の迸るリビドーがこれでもかと表現された素敵な作品。
宇宙パンツ生命体はパンツだからだから当然股間に装着されるわけで、面通しをするには女子高生がスカートを恥ずかしがりながらたくし上げてパンツを見せる必要があります。
別にえっちなシーンじゃないんです、必然なんです――なんと素晴らしい設定であることか(」・ω・)」うー！(／・ω・)／にゃー！
一事が万事こんな感じで、義兄妹の淡い恋心をベースに残虐宇宙人と戦うまじめなシリアスストーリーがエロコメディで進められていきました。
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最後はストライプがお兄ちゃんの遺志と融合して完全パンツ生命体となり、それで妹である《至高の乙女》（ベスト・パンティスト）の股間を包み込み、さらにそれは素粒子レベルの微細なもので、傍から見ればぱんつはいてない状態に見える、これが俺たちの流派（スタイル）。パンツを解放せしもの――《ノー・パンティスト》！
なにぃいいいい！
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ボクなりに言葉を尽くして説明しようとしたのですが上手くできませんでした。
というかぶっ飛びすぎてて説明とか無理ぽ。
JKが羞恥に染まったり変態を軽蔑したりする姿が本当に可愛いし、設定がアホすぎるけどお話はとてもしっかりしていたので、とても楽しく読めました。
ストライプが大好きなお兄ちゃんであることをうかがわせる伏線も多くあって、構成もしっかりとしています。
さすが優秀賞受賞作、とてもお勧めです。
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2巻もちょっと前に発売済みなのですぐに買う予定。
