デート・ア・ライブ 16 狂三リフレイン

著/橘公司 イラスト/つなこ レーベル/富士見ファンタジア文庫

ファンタジア文庫3月新刊。
本編も佳境に入り、次第に精霊の誕生にかかわる秘密や、最悪の精霊・ナイトメア・時崎狂三の目的や理由、失われた士道の記憶に関する事柄が少しずつ明らかになって行きます。
狂三は可愛いね。バレンタインしたりデートしたり。
そんないちゃこらの裏でアイクの仕向けた士道殺害作戦と陰ひなたに戦い続けるのも実にいじらしい。デレたら殺されるんですけど。
以下ネタバレ。
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村雨令音=崇宮澪=ファントム=始原の精霊。
自分の力を分け与え、人間を精霊化させる精霊石(スフィラ)を人体を濾過装置とすることで精製していたころ、偶然、素質を秘めたものの誰からも愛される善良な少女だった人間だったころの狂三と出会い、精製したスフィラを渡して精霊に。
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精霊を狩るための正義の味方として戦ってほしいと澪にそそのかされた狂三は、澪の目的も、精霊が本来は人間であることも知らず精霊を狩り続けます。
そして澪が後処理をしていたのを偶然見てしまって、精霊という怪物であるはずの存在が実は人間であることを知り、しかもちょうどその時に殺した相手が親友だったことを知って絶望。
澪によって30年の眠りにつかされた狂三は、現代にて覚醒後、全てをやり直すために天使の力で30年前に戻り澪を殺すことを決意したのでした。
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澪は何らかの目的があって精霊石を精製していて、その辺の理由とか、過去の士道も含めて精霊に関する何らかの目的をもった集団が、敵味方に分かれた理由とかその辺はまだ内緒でした。
物語も佳境です。