mopera U雑感/AndroidでSMSトリガーに未対応の件。

おことわり: 今回をもって、Windows Mobile(Windows Phone)に関するエントリで、タイトルを長くしてしまいがちだった「Pocket PC」「MS Smartphone」カテゴリの使用をやめ、「WM」に統一することにしました。Professional/Classic系限定、Standard限定の話題とかがあれば再び使う可能性もありますが、特に必要がない限り、原則「WM」一本で行くつもりです。

先日からスマートフォンでのiモードメール関連に取り組む中で、HT-03Aや(現時点の情報では)XPERIAことSO-01BといったドコモのAndroid端末でmopera Uメールのプッシュ受信ができないことを今更ながら知り、大いに失望してしまいました。
2005年6月のサービスインとともにメールアドレス付きの「Uスタンダードプラン」を契約し、以来公衆無線LANBフレッツといったオプションを次々と追加しながら、先日はiモードメールプッシュ受信のために追加メールアドレスも。気が付けばmopera Uのヘビーユーザーです。これだけmopera Uに依存しているユーザーもそう多くないのでは? という気がしています。
そもそもmopera Uを契約したのは、サービスインの翌月、2005年7月に発売されたFOMA M1000プッシュメールが提供されることがサービスインのプレスリリース時からアナウンスされていたので、ぜひ使いたいと思ったからです。しかしM1000を買ったのはいいものの個人的にフィットせず(実はまだ持っているのですが、もう3年ぐらい塩漬け)、それがWM端末への興味を持つきっかけのひとつにもなったのですが、WM端末でのmopera Uプッシュメールは長い間限られた機種でしかできなかったので、宝の持ち腐れ状態が続きました。以前、BIGLOBEの旧本拠地に記事をアップしていたこともあったように4smartphoneのExchangeと組み合わせて使ってみたこともありましたが、パケット常時接続による電池の持ちの問題もあるので、早々と諦めてしまいました。
mopera Uメールを本来の形でのプッシュメールとして本格的に活用するようになったのは割と最近、2008年も後半になった頃からで、以後、それまでiモードメールをやりとりしていた大半の人に、自分のメアドの登録変更をお願いしてもらっています。
しかし、ひと頃に比べればかなり改善されたものの、mopera Uメールで未だに問題になるのが受信遅延の頻発です。とくにメールサーバーのマイナーメンテナンスでもやっているのか、夜遅い時間に多いようです。
一方で多数のメリットも感じています。まずはやはり、現役機種ではWM端末限定ながら、モバイル環境で電池にやさしい、パケット常時接続不要のSMSトリガー方式によるプッシュメールを提供していること。キャリアが提供するメールながらPOP3/IMAP4なので、他キャリアの回線でも使えますし、国内大手ISPでは採用が遅々として進まないIMAP4にも当初から対応しているので、端末が多数あっても「ここまで読んだ」が可能なのも重要です。あとはオプションの固定接続(BフレッツフレッツADSL)。速度は並みのようですが、規制らしい規制がどのISPでもやっているポート25(迷惑メール発信遮断)以外にほとんどないこと。無線LANが安く、しかも(mobilepointに比べてですが)安定していて、802.1X認証が使えるので対応した環境ではいちいちログインの手間が要らないのもよいですね。
そんなmopera Uスマートフォンでのiモードメールのプッシュ受信がドコモ自らの手で実現されたとしても、引き続き使い続けて行きたいと考えているのですが、それだけに今春以降スマフォ市場で台風の目になりそうなAndroid端末において、SMSトリガーがサポートされていないことは残念でなりません。何か技術的な事情があるのか(OSや@メールの仕様上の理由とか)、あるいはAndroidではGmailが標準なので必要がないと判断されたのか。今後も予定がないとしたら、あまりに哀しいです。
もし今後、iモードメールプッシュが本当に実現されるならmopera Uメールはその存在意義と価値がかなり失われることになりそうですし、もしかしたらそのつもりがあるので、あえてAndroid用のSMSトリガー実装を行っていないのかもしれませんが、あればあったで喜ぶユーザーも少なくないと思います。どうなのでしょう、対応の可能性。