Bluetooth Keybordの比較(レポ2)(^^;

外観のレポートは昨日お送りしたので、今度はドライバとかユーティリティなどのソフトに関するレポです。
まず、最初にAxim Executive Keybord with Bluetooth Wireless Technologyは、DELL社がAxim X30向けに販売しているオプション品ですので、他機種に流用して使用することは当然サポートされていませんのでくれぐれもお問合せなどなさらぬように・・・。←当たり前!(^^; 
また、Think Outside Stowaway wireless Keyboardも国内で正式に販売されているものでは有りませんので英語版の周辺機器を自己責任で使ったまでのものです。(TELECの認証マークが付いてるので日本国内での使用は問題ないと思いますけど)
結論から書きますと、私が購入した時点でのDELLBluetooth Keybordのドライバは、本体の機種情報を読み込んで判定したりすること無く、インストールされThink OutsideのBluetooth Keybordと同じ用にhp iPAQ h4150/h4350/h2210で動作いたしました。これは、iPAQがThink Outside社がBluetooth KeybordのサポートしているiPAQ 1940/1945/2210/2215/4150/4155/4350/4355に含まれていたことと、内蔵のBluetoothドライバがThink Outside社がサポートするWIDCOMM社製のドライバであったことと考えられます。(参考:ドライバソフトウェアの使用許諾はThink Outside社とのものでした)
しかしながら今後、販売されるものが継続的に動作するとは限りませんし、機種判定等が行われる可能性も全く無いともいえません、また今後、Palm用のドライバがThink Outside社からリリースされても正常に動くかどうかも解りませんので予めご了承ください。出来れば、国内でもThink Outside社のものを正式にhpさんからiPAQ用としてとか、汎用品でTargus Japanさんあたりで販売してもらいたいものですけど・・・(^^;
さてレポですが(^^; まず、ドライバのインストールですが、DELL版は設定画面を他言語に対応しているようでCDを入れると英語/ドイツ語/イタリア語/ポルトガル語/日本語/中国語/ハングルを選べてそれぞれの言語でメニューが表示されるようになるようです。(OS自体が対応する言語ではないとフォントが表示できないと思いますが・・・)
一方、Think Outside版は、まずBluetooth/赤外線/Stowaway/XTと自社の製品名から選ぶようになっています。そこでBluetoothを選ぶと言語の選択では英語しか現れないのでそれを選び、その後PocketPCかSymbianOSを選択します。(Palm用は未リリースみたいです) 当然、設定画面は英語の表示になります。
対応するPocketPCをActiveSyncさせて先に進むとインストールが始まります。その後PocketPC側でリセットをすることによって最終的にドライバが組み込まれます。
物理的なキーボードの記号などの印字のちがいですが、DELLのものは日本語キーボードに近い配列になっていて、ひらがなこそ書いてありませんが国産のノートPCユーザーにはなじみのある配列に近いです。一方、Think OutsideのものUS配列に近く、USキーボードを好んで使用する方や、Macの拡張キーボードユーザーには嬉しいかも知れません。

そこでドライバの設定ですが、双方共に日本語と英語またはそれ以外の言語のドライバが最初からインストールされるので、キーボードのユーティリティを起動してDELL版ですと「設定」→「レイアウト」で「StwIntl:kbd:日本語(Japanese)」を選択、Think Outside版ですと「config」→「Layout:」で「Built-in:English(US-standard)」を選べばキーボードを押したとおりに入力されます。
(他の言語で打ちたいときにはその言語を選んでタッチタイプするかキーボードにシールでも作って貼れば対応できそうです)
 
ThinkOutsideの設定画面とDELLの設定画面
(クリックすると大きくなります)

Bluetoothでの接続は簡単で、最初、接続を確立する為にKeyboardのCtrl+左Fn(青)+右Fn(緑)を押して、Bluetoothの受け待ちモード(「T」の上部LEDが緑色に点滅します)にして、PocketPC側からユーティリティを起動して、「設定」で「有効(Enable)」にして「Bluetooth ワイアレスキーボード」を選び、「セットアップ(Setup)」をタップして「Bluetooth(BT)」→「新規接続(New Connection)」→「スキャン(Scan)」で検索して、Keyboardが見つかったら選択して「接続(Connect)」を押すと繋がります。このときに「安全性(Secua)」と書いてあるチェックボックスにチェックを入れると認証用のPINコードの入力を求められますが、キーボード裏面のラベルなどを見て試してみたのですが、どのコードか解りませんでしたので、現在はチェック無しで使っています。ちゃんと繋がった場合には電池の残量が表示されるので目安になります。
後は常駐した状態であれば右上の(OK)ボタンを押して閉じてしまって、他のアプリ-ケーションを起動してもキーボードが有効になります。気になる再接続性ですが、PocketPCの電源をOFFにして、Keyboardも折りたたみ(折りたたむとOFFなのかぁ?)、再度PocketPCをONにしてKeyboardを開くと、10秒くらいで再接続されてKeyからの入力を反映してくれます。ただし、たまに認識しない場合があるようなので、その場合は再接続(再認識)をするか、PocketPCをリセットすると復旧しました。(汗)
また、このドライバを入れることにより思わぬ恩恵に与れます。本来PocketPC2003ではAlt Keyを押した動作を想定してなく、Alt Keyを押してキーボードのアルファベットでメニューを選ぶニーモニック・キーが標準でキーボードを装備しているiPAQ h4350以外に備わっていませんでしたがこのドライバーを導入することでAltを押して最初の移動はカーソルキーを使いますがメニュー内に適当(統一性はない)ですがニーモニック・キーが表示されるようになります。これはiPAQのMicroKeyboardのドライバにも無い機能なので、スタイラスなしでホトンドの動作が可能になるのでKeyboardの利便性が高まります!
 
スタートメニュー:(右)通常の状態と(左)ニーモニック・キー付き
(クリックすると大きくなります)
 
 
PocketWord:(右)通常の状態と(左)ニーモニック・キー付き
(クリックすると大きくなります)
 
1点だけ不満なのが、ヘルプなどを見ましたがIMEの起動がKeyboard上から出来ない点です。これはIMEToggleなどのオンラインソフトを導入して、ユーティリティの「ホットキー(HotKey)」に割り当てることによって解決しています(^^;
最初に結論を書いてしまいましたが、現状のiPAQ (h2210/h4150/h4350)で利用するのであれば、本家のThink Outside社のKeyboardでもDELLAximのオプションKeyboardを流用しても私の試した限りの環境では使う事が出来ました。