ミスタージャムス


ある日、一匹の迷い猫がヘイゼルさんのおうちに現れました。
その姿はとてもみすぼらしく、
やせ細って 傷だらけで・・・

ヘイゼルさんのおうちから こっそりと食べ物を盗もうとしていたのです。

その様子をみたヘイゼルさんは このかわいそうな猫を
おうちの中にいれてあげようとしたのですが、
おびえた様子で なかなか入ってきてくれませんでした。

そんなわけで、 この猫がすっかりと心を許して
ヘイゼルさんの家族となるまで 何ヶ月もかかりました。

はじめ、ヘイゼルさんはこのネコ君のことを
そのからだの色と模様から しょうが という意味の”ジンジャー”
と呼んでいたのですが、
いつからかいろんな名前をつぎはぎした ”ミスター・ジャムス”と
呼ぶようになっていました。

そんなつらい過去があったにもかかわらず、
どの後 ジャムスはとってもやさしい正確になったのだそうです。