松坂メジャーで上々のデビュー

 あれだけ騒がれた松坂が、ついにメジャーのマウンドにデビューした。前評判倒れにならない快投を見せ、ロイヤルズ打線相手に1失点、10奪三振、初勝利の堂々たる結果を出した。何よりレッドソックスの関係者が一番安堵したことだろう。球団は契約期間があるから長い目で見ていたとしても、すぐに結果を出せなければ、あれだけ金を賭けておいてこの程度の投手だったのかということになり、ファンやマスコミから袋叩きにされかねない。そういうプレッシャーをものともしない、あるいはプレッシャーがあるほど気合が入り、予想以上の活躍をするのは、やはり並大抵の選手ではないということだろう。

 甲子園とか日本シリーズは別にして、西武時代は観客が少ない環境だったのが、連日満員のレッドソックスの球場の雰囲気では大丈夫なのだろうかという心配はあった。またメジャーでの国籍も違う未知の打者ばかりの相手には、五輪代表での国際試合の経験が役に立っているのかもしれない。
 まあ、プレッシャーがかかっていたので、実力を出せませんでしたという選手は、プロの世界ではとっくに淘汰されて消えているレベルなのだとは思う。満員の甲子園とキツイ阪神ファンに鍛えられた井川にも期待しよう。


 ところで、開幕の頃に王監督が、もうそろそろ日本人メジャーリーガーだけのチームができるんじゃないかと言っていた。確かにファーストと指名代打だけはいないが、ポジション的には埋まりそうだ。適当に打順も付けたオーダーはこんなところだろうか。足りないところは育成選手として中村ノリでも入れておくか(笑)。

1  イチロー ライト
2 松井稼  ショート
3 井口   セカンド
4 松井秀  レフト
5 城島   キャッチャー
6 岩村   サード
7 田口   センター
8 ?    ファースト
DH ?
P 松坂、井川、大家、岡島、斎藤、大塚