和製タイガーウッズ出現か?

 女子プロゴルフに比べ、スター不足で長期低迷が続いている男子プロゴルフ界に突如彗星のごとく、超大型新人が出現したようだ。アマチュアでまだ高校1年の15歳の石川遼が、なんとプロゴルフツアーで優勝してしまった。

ウッズ超えた天才!石川遼が世界最年少15歳V

「最年少の石川が優勝」というスポーツニュースのタイトルが目に入ったときは、卓球の石川佳純選手のことかと思ったくらいだ。
 サッカーみたいにU-20とかの大会なのかと思って順位表を見れば、宮里兄だとか川岸良兼とか、ジャンボ尾崎まで下位にいる本当の男子プロゴルフツアー大会でのことだった。


 男子プロゴルフといえば、スポーツとはいえ、50歳台、60歳台まで現役でいられる、息の長いやや特殊な世界である。逆にそのことが、新しいスター選手が出現しにくい構造にしているのかもしれない。いまだにジャンボ尾崎でもあるまいし、テンガロンハットの片山晋呉もなんだかなあだし、宮里兄は妹のオマケといったところだろう。これでは新しいファン層の開拓も難しいところだ。

 ゴルフで最年少といえば、数年前は伊藤涼太が騒がれていたが、それをも越えた今回の石川の快挙である。 インタビューにも明るいさわやかさがあり、丸山茂樹よりはイイ男になりそうで、スター性もありそうだ。


 人気面で低迷する男子ゴルフ界の救世主にとの期待もあるが、和製タイガーウッズではないが、どこまで世界のレベルに通用する選手に成長するかに要注目といったところだ。