Googleのモバイル計画
最近、Googleのモバイルへの動きが加速しているようだ。Webの世界では、ほぼ標準を確立したといえるGoogleが、まだまだ開拓の余地のあるモバイル市場に本腰を入れてきているのかもしれない。関係のありそうな記事を目に付いたところで挙げてみる。
グーグル、「GPhone」でVerizonと協議(CNET Japan) グーグル、SNS向けAPI「OpenSocial」を発表 Googleのモバイル計画、カギは携帯SNSか(ITmedia) Google、Gmail刷新で高速化へ
携帯電話機としては、やはりiPhoneのインパクトが大きいのだろう。Googleも携帯電話機のハードを出すのではないかという憶測も流れたが、どうやらそれはなさそうではある。
では得意のネットサービスを、どのようにモバイルに結びつけるのか。もちろん携帯からもWebサイトにアクセスできるわけだから、Googleの既存サービスを、ほぼそのまま携帯などでも利用することはできる。GmailやMapsやCalendarなどを携帯でも使いやすいようにすることは、それほど難しいことではない。
しかしGoogleはより広く、OSレベルからプラットホーム全体として進出することを考えているようだ。そしてユーザを広く集めるアプリケーションとして携帯版SNSを提供してきそうである。確かにPCに比べて、携帯の方が身近なコミュニティに対する親和度は高いかもしれない。PCのSNSでは失敗しているといえるGoogleが、携帯SNSでは巻き返すことができるかというところだろうか。
そしてハードとしては、iPhoneのAppleと手を結びたがっているかもしれないとのことである。それがあるのでGPhoneなるハードは出さない、出す必要がないということだろう。もしそうなれば、当分の間はモバイル分野では、Google-Appleの天下が続くことになりそうである。