NetBeans 6.8 + nbandroid(for Windows 環境を作ってみる
NetBeans 6.8 を少し検証してみる(for Windows
2009年12月10日にリリースされた NetBeans 6.8 について、Rubyの起動が遅いとか、早くなった遅くなった等のコメントを見たので、実機インストール前に仮想環境で検証してみました。
仮想環境の構成
OS:Windows XP SP2
Java:Java 6 update 17
CPU:Core2 2.13GHz
メモリ:1520MB(仮想環境に割当)
検証方法
検証目的
機能面の改善は確認できていないので、単純に起動が「早い」か「遅い」かを確認する。
大幅な改善が見られた場合は実機にインストールを検討し、改悪であった場合はバグフィックスが完了するのをまってインストール
結果
初回起動時の挙動に差があるのか、6.7に比べて、6.8は半分近い時間で立ち上がりました。
ただ、2回目以降の挙動は殆ど差が見受けられないです。
Net Beans 6.5 がリリースされました。切替えてみよう(for Windows
RC2が普通に利用できていたので、ある意味すっかり忘れてました。
移行に関する内容と、インストール後に何点か問題があったのでまとめます。
Net Beans 6.5に切替える際に
うっかりやってしまったことを中心にまとめます。(for Windows)
組み込みJRubyはアンインストール時に一緒に削除されます。
→Gemを使用してインストールしたリソースが消える点に注意!
回避策)
%Net Beans%\Ruby2\【JRuby】 フォルダを退避しておく。
6.5 RC利用者は【JRuby1.1.4】
6.1 利用者は %Net Beans%\Ruby2\JRuby1.1.2
6.0 利用者は %Net Beans%\Ruby1\JRuby
だったかと記憶しています。6.0に含まれているJRubyは1.0と比べ、1.1.4は
大分改善されているので、これを期に切替えてはいかがでしょうか。
回避策)
%Net Beans%ディレクトリ配下以外にJRubyを配置する。
プラットフォームマネージャから、プラットフォームに追加する。
組み込み JRubyを使用しないように設定しておけば、今後のNet Beans
アップデートでもアンインストール時に消えることはないと思います。
旧環境、新環境を取り入れるためには
旧バージョンのRailsを利用するには、2通りの方法でインストールできます。
1.Net Beansメニューから[ツール(T)]→[RubyGems(R)]→[設定]タブにて
すべてのGem バージョンをフェッチするのチェックボックスをONにする。
2.%Net Beans%\ruby2\jruby-1.1.4\binにPathを設定し、コマンドプロンプト
からインストールする。(後述の実行ログを参照ください。)
新環境としては、11月3日にJRubyの1.1.5がリリースされているので、ついでに
プラットフォームに追加しちゃいましょう。(手順は1.1.3のときのKatagaiさんブログ参照)
http://blogs.sun.com/katakai/entry/jruby_1_1_3_netbeans
Eclipse、ないしテキスト開発者に
6.5リリースを期に、Eclipse、Aptana Studioから切替を検討されている方向けに
論理ビューを使用しない設定を参考情報としてご案内します。
論理ビューは慣れると便利なんです。違和感覚えた場合は好みで切替えてください。
回避策)
Net Beansメニューから[ツール(T)]→[オプション(O)]→[その他(M)]タブにて
Rubyタブの論理プロジェクトビューを表示オプションをOFFにする。
Eclipseは初期設定でmongrelが選択可能になっていますが、Net BeansはWebrickと
GlassFish V3の2択になっています。そのため、別途mongrelをインストールする
必要があります。(後述の実行ログを参照ください。)
Rails 2.1↑を利用する方へ
2.1以降はgemからgitも利用できるようになったとかで、参照先に登録しておいた
方が(今後のpluginインストール時にむけて)いいと思います。
(後述の実行ログを参照ください。)
6.5切替作業で発生したエラー
回避策)
Net Beansメニューから[ツール(T)]→[RubyGems(R)]→[設定]タブにて
Gemの詳細説明をフェッチする。オプションをOFFにする。
※理由は不明。しかしエラーは解消されました。
2.6.5 RC2のフォルダが一部アンインストールできなかった。
回避策)
RC版を利用していたので、しょうがないと思い、手動で削除。
3.Net Beansのアンインストーラ実行時にGlassFishを合せて削除すると、
プログラムメニューと削除に名称だけ残っている。
回避策)
「アンインストールされた可能性がある」メッセージにて「はい」を選択。
上記内容に関連するコマンドプロンプトでの作業ログ
#旧Railsをバージョン指定してインストール
C:\>jruby -Sgem install -v1.2.6 rails
Successfully installed activesupport-1.4.4
Successfully installed activerecord-1.15.6
Successfully installed actionpack-1.13.6
Successfully installed actionmailer-1.3.6
Successfully installed actionwebservice-1.2.6
Successfully installed rails-1.2.6
6 gems installed
Installing ri documentation for activesupport-1.4.4...
Installing ri documentation for activerecord-1.15.6...
Installing ri documentation for actionpack-1.13.6...
Installing ri documentation for actionmailer-1.3.6...
Installing ri documentation for actionwebservice-1.2.6...
Installing RDoc documentation for activesupport-1.4.4...
Installing RDoc documentation for activerecord-1.15.6...
Installing RDoc documentation for actionpack-1.13.6...
Installing RDoc documentation for actionmailer-1.3.6...
Installing RDoc documentation for actionwebservice-1.2.6...# mongrelをインストール
C:\>jruby -Sgem install mongrel
Successfully installed gem_plugin-0.2.3
Successfully installed mongrel-1.1.5-java
2 gems installed
Installing ri documentation for gem_plugin-0.2.3...
Installing ri documentation for mongrel-1.1.5-java...
Installing RDoc documentation for gem_plugin-0.2.3...
Installing RDoc documentation for mongrel-1.1.5-java...# gemに参照先を追加
C:\>jruby -Sgem source -a http://gems.github.com/
http://gems.github.com/ added to sourcesC:\>
番外編
今月のJava ExpertにNet Beansのプラグイン開発特集が掲載されているようです。(あとで読む)
- 作者: Java Expert 編集部
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2008/11/13
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Rails勉強会@東京#34に参加について
koichiroさんのブログを拝見して、まとめてもらって気づいた点、うまく伝えられなかった点、もう少し発言したい点についてこの場を借りて意見を述べたいと思います。
先に、今回のセッションについて様々な意見をありがとうございました。
後、編集する時間ないのであの時点での資料をそのままアップしました。
http://docs.google.com/Doc?id=dgc5w653_9c99hxzfq
まず、「プラグインとの付き合いかた。」これをRailsの文化?と理解するにも、自分の立ち位置が保守的にあった点は感じ取りました。私はこの前のセッション直前まで「Railsはプラグインの組合せによって開発範囲を柔軟にできる」と勝手な期待をしていた事は否定しません。この件は「自己責任で利用」という結論でもやもやしていた部分がすっきりしました。
ただ、プラグインをまとめたリポジトリ、ないし自社用のリポジトリを持つ案は、できることなら避けたいと言うのが個人的な見解です。企業ごとに独自のフレームワークを担いで囲い込みを試みた結果、混沌な歴史を経ている他の言語に、そこまで追従する必要がないのでは?と上っ面な問題を指摘します。
利益を享受・共有できる相手、例えばSIer同士でリポジトリを共有し精度をあげていくといった提案には賛成します。
「公開するプラグインはテストコードを付属させることを徹底してほしい」について
後出しな発言で申し訳ないです。まず、SIerから重要だと認識しているテストコードを寄贈するという発想は、個人的に共感しています。ただ、「重要」の定義について、今一度ディスカッションしたいところです。私見ですが、どんなに体力があるSIerでも、ある程度スコープを絞り込まないとこの期待には応えられないと判断します。
(Rubyバージョン × Railsのバージョン − 実現できない組合せ)だけでも不安に感じている中、ハードウェアとOS、ネットワーク、そして今回のプラグインの組合せが積みあがると、SIerには楽しみや技術革新より恐怖が先行すると言わざるを得ません。
Railsにしろ、Rubyにしろ、エンタープライズ化や標準化に向けた動きが進む中、一昼夜で今の社会構造が変化するとも考えづらいので、導入実績やある程度の規模で評価した指標を経験値として積み上げることがSIerの役目だと、(これも)勝手に思っています。そんな中、「重要」を見定めるために情報収集の弊害になっていると感じたのがGitHubの件です。
指摘を受け改めて感じることは、Railsはテストコードのテンプレートが自動生成される、普段使っている.Netは意図的に生成アクションをしないと生成されないといった違いに違和感を覚えたからかも知れません。編集していないテストコードがあるため、余計に「あるかも」を期待してしまうのです。それで、あるなら書こうぜと。
それよりもまず、「公開されたホスティングサービス」であり、検索性を損ねつつある事実を共有したいです。それと、あのインフラがもたらすであろう可能性について。
他人の善意やルール設定に安心を求めている点は認めます。ただ、「制御」や「強制」といった表現で個人に責任を求めるような思いで伝わったのであれば、ここで訂正させていただきたい。
この点に解決案として、koichiroさんの「検索性に関しては検索する側の技術や道具によって改善していきたいですね。」という意見に激しく同意。forkの親が分かるだけでかなりの改善が期待されます。また、松田さんの「人」で追跡していく視点には参りました。即効性ある貴重な意見として活用させてもらいます。
もうひとつ欲を言えば、移行元からGitHubに切り替える場合、切替元のReadMeに一文添えてもらえると助かります。
最後に立ち位置を明確にさせていただきたく。
個人的には、歴史や文化を理解しつつ、Ruby/Railsは長く付き合っていけたらと思います。また、今までありがちだった企業vs個人の関係でなく、得意分野を理解した上で、互いの歩み寄りができればとも考えています。ひと昔前より実現しやすい環境に近づいたと思います。そういう場としても、Rails勉強会に期待している部分があります。
ただ一方で、技術分野が多様化している今、個人に期待されている部分も少なからずあると意見させてください。我々の接しているお客さまは最新技術に安定・安心稼動を求められていることを認識いただければ幸いです。
互いの歩み寄りがなければ実現は難しいと思いますのでよろしくどうぞ。
Rails勉強会@東京第34回 後半セッションでメモったURLをまとめ
抜けているのは、指摘よろしくお願いします。
松田さんお勧め
Ryan Davis
http://www.zenspider.com/RWD/
Dr Nic’s Magic Models
http://drnicwilliams.com/
http://magicmodels.rubyforge.org/dr_nic_magic_models/
Ruby Flow(リンクこれであってる?)
http://www.kuwata-lab.com/rubyflow-ja/
JRuby開発に携っている人
Charles Nutter
http://blog.headius.com/
Tom's Ruminations
http://www.bloglines.com/blog/ThomasEEnebo
Nick Sieger
http://blog.nicksieger.com/
Ola Bini(2行目にblog移行)
http://ola-bini.blogspot.com/
http://olabini.com/blog/
Railsカンファレンス
http://en.oreilly.com/rails2009/public/content/home
David Heinemeier Hansson
http://www.loudthinking.com/
Chad Fowler(Rails レシピのおじさんやん!)
http://www.chadfowler.com/
moroさんからフォローいただいた。プラギンURL
Rails勉強会@東京第34回
前半は参加できなかったので、自分の担当したセッションについてのみまとめ
プラグインの組合せについて会話しよう
最近、社内で開発プロジェクトが展開されていく中で、疑問に感じていたプラグインの取り扱いについてディスカッションさせてもらいました。
元ネタを書き綴ったもの。http://d.hatena.ne.jp/lazyw0rkers/20081008#1223481510
PPTは後でどこかにアップ
ポイント |
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1. プラグインの使用可否は自己責任で、時点でいいものがあれば利用しよう程度。 2.参照しているサイトの共有(人で追いかけよう) 3.使った感想、使える・使えない情報は共有していこう |
1. プラグインの使用可否は自己責任で
まず、予想外だったのはプラグインを多用している開発者が意外と少ないこと。あの場に参加される方々は読める、組める、アレンジできるの3拍子揃った人達が多いから当然か。プラグインを利用して楽しているかと思っていたら、意外と力技で問題解決している人が多い。
2.参照しているサイトの共有
Agile Web Development
http://pragprog.com/titles/rails2/agile-web-development-with-rails
セッションのきっかけとなった作業中に、新しく出会ったプラグイン(お気に入り)
Query_analyzer by Bob Silva
- http://svn.nfectio.us/plugins/query_analyzer
MYSQLの実行計画をログに出力してくれる、便利機能です。
DB側のネックを探すには手間がかかっていた問題が少し楽になりました。
Query_stats by Dan Manges
- http://github.com/dan-manges/query_stats/tree/master
実行に要したコントローラ、モデル、テンプレート、DBのコストが確認できます。
両方とも利用フェーズはテストまで、運用にはのせず切り離しできるので重宝しています。
所感
「SIerの立場から」という表現を多用した点は否めませんが、個人的に主張したかったのは生み出された瞬間にレガシーコード行きがきまったソースをGitHub、公の場に公開されると、検索劣化を生み出したり、ある意味迷惑を被っている人間がいると知って欲しかった。新しい可能性を求めて何かに取り組んでいくこと事態は否定していないし、それができる人たちは尊敬しています。(REST教には入信したいし。)
誤解を生みたくないのですが、決して「主張するな」と言っている訳でなく、「主張の仕方を少し考えて欲しい」だけなんです。自己主張の裏づけとしても、読み手の解説書としてもも成り立つ「テストコード」、それが叶わないならせめてReadMeさえ付けてくれればと。
そこに歩み寄りがないなら、少し乱暴な表現になりますが、メールかBlogで表現していてくれていた方がまだ好感もてます。
とはいえ、皆さんの積極的な参加のおかげでディスカッションが成り立ったので、また短時間でこういう機会が設けれればと思いました。