断食明け祭り、レバラン

Mohon maaf lahir dan batin(モホン マアーフ ラヒール ダン バティン)
断食月ラマダーンが終わり、いよいよ断食明け祭り、レバランを迎えると、インドネシアではまず会う人すべてにこの言葉を言います。
意味は、「心身ともにお詫びを申し上げます」
つまり、これまで1年間、なにか気がつかないうちに過ちをおかしているかもしれません、どうかお許しください、、、という感じ。
とにかく、1日何回言うか?ってほどの回数を言ってまわります。

ここ数年は日本でレバランを迎えているので、インドネシア人以外のムスリムムスリマには何と言って挨拶していいのか、、ついついインドネシア語でこの言葉を言ってしまいそうになっていました。


インドネシアではレバランにはみんなが新しい服を身につけます。服だけではなく、靴やサンダルまで新調します。
そして、都市に働きに出ている人は一斉に地元に帰省します。
洋服代や帰省の足代、なにかとお金がかかるので、サラリーマンにはテーハーエルという祝日手当が支給されます。
地元では一族が集合してパーティーが開かれます。
今年もみんなで集まって、レバランを祝うことができる、、、、 感極まって泣いてしまう人もいます。


またそのうちインドネシアで迎えるであろうレバランを楽しみに、、、
義父と最後に祝ったレバランで見た義父の涙を忘れずに日々感謝して過ごしたいと思います。

عيد مبارك

今年もあっという間にラマダーンが終わり、昨日、Eid al-Fitrをむかえました。
今年の女性陣はウィグルの方が3人、エジプトの方が1人、そして私と娘というさびしさでしたが、、、。
おととしは、礼拝の途中に抱っこをせがまれ、、、昨年はお友達の女の子と礼拝中に騒ぎまくり、、、 今年は礼拝中本当におとなしく横にいてくれた娘の成長を感じながら無事ラマダーンを過ごせたことをアッラーに感謝。
礼拝が終わった後の懇親会も、共通語の日本語がみなたどたどしく(笑)あまり話題もはずまず、、、日本語がやけにうまい私と娘に、「もしかして日本人ですか??」
一体それまでどこの国の人と思われていたのでしょうか。
「日本人のムスリマは初めてみました」とエジプトの女性。


今年は4月から働きはじめ(ブログの更新もすっかりおろそかになりましたが)人生初の働きながらのラマダーンで少し心配でしたが、職場のみなさまの協力もありこうやってイードをむかえることができました。
そして、職場の人たちにラマダーンの意味や様子を知ってもらうこともできました。
こうやって少しずつでもイスラームの事を理解してくれる人たちが増えていってくれればうれしいです。
そういう意味でも、今年のラマダーンは充実していました。
iphoneのおかげでラマダーンカレンダーを持ち歩かなくてもよくなり、マグリブにはアザーンまで流れるようになりました。
何度か職場で断食明けをむかえ、オフィスにアザーンを流してしまったこともありましたが、、、(笑)


الحمد لله

ばっけとパパイヤの花

4月も中旬になるというのに今日は雪。
先週から天気予報で聞いていたので、週末に予定していたタイヤ交換も中止。
積もるほどは降らなかったけど、かなり吹雪いていました。
盛岡市内では3月中旬にばっけを発見。

ばっけ(ふきのとう)
もうすぐ春だ〜と思っていたのもつかの間。。。
また冬に逆戻りの感。
なんだか、季節感がないなぁ〜と思いながらも大好きなばっけをスーパで購入。
私が小さかった頃は、父と山に採りに行くか、その辺の田んぼのあぜ道で友達と探したものだったけど、、、いつの間にかスーパーで買う時代になってしまいました。
天ぷらにしたり、ばっけ味噌にしたり、お味噌汁に散らしてみたり、、、。
ばっけ三昧の日々を送りながら、パパイヤの花を思い出しました。
ジャワで初めて知った「パパイヤの花」。
実がつかない、オスの花を食べるんです。
その味が、ちょっと苦味があってばっけのよう。
テンペと野菜とパパイヤの花の炒め物。
テンペとパパイヤの花の相性は抜群です。
おいし〜。
これぞ、ジャワの家庭料理。
旅行じゃ絶対味わえない料理でしょう。
とっても気に入って、かなりの頻度で義母にリクエストしていました。
バリでのホームステイ時代は見たことも聞いたこともなかったので、食べる習慣がないのかなぁ。
そのうち、バリ人の知人に聞いてみたいと思ってます。


どちらも花が開く前、つぼみの状態で食べます。
花が咲く前にお腹にいれちゃってごめんね、、、なんて思いながらも、おいしくて。
パパイヤの花は食べるのがもったいないくらいきれいな花です。
こちらは実家の庭から採取、スーパーやパサールでは売ってません。

パパイヤの花   


ジャワでパパイヤの花を食し、盛岡を思い出し、、、
盛岡でばっけを食し、ジャワを思い出す、、、。
共通点は美味しいほろ苦さです(笑)

      

雛祭り

昨年はインドネシアモード継続中で、雛祭りなんてすっかり忘れていた。
今年は娘にとって初の桃の節句
何十年ぶりかで箱から出てきた人形たちは、恐ろしいほどナフタリンの臭いを放っていたけれど、みんなきれいな顔をしていました。
そして、ままごとセットのごとき小物たち。
小さい頃は意味も価値もよくわかっていなかったけど、、、なんて粋なんでしょう。
ちらし寿司にお吸い物、茶碗蒸し、、、、
やっぱり日本の風流は最高!!
しかし、この日一番はりきっていたのはばあちゃんでしたが、、、。


ということで、、、もう6日。早く片付けないと〜〜。
雛祭りは楽しいけれど、後が大変。

閉店。

以前、ここでも紹介したことのあるモリーオ市唯一のハラールショップ「外国マート」が閉店することになったそうだ。


ハラール食品目的のムスリム以外の市民にも、輸入食材ショップとして人気があったようだったので、まさか閉店になるなんて思いもしていなかった。
店主の話しによると、思いの外ムスリムの客が少なかったとのこと。
この店が開店する前は、モリーオ市にひとつあるイスラーム礼拝所にてハラールの食品が売られていた。
店主が同じということもあり、外国マートができてからはこの礼拝所の売店はなくなった。
今まで礼拝所で買っていたムスリムは自然に店に流れるはずだった。
しかし、、、そうではなかったらしい。
というのも、盛岡市ムスリム人口の大半をしめる留学生が住む大学付近にある礼拝所、外国マートの店舗はそこからさらにバスで移動する距離だ。
礼拝所のついでに買い物、、、というわけにいかなくなった。
実は私も、少し前までインドネシア語のレッスンで外国マートの近くまで行っていたので買い物をする機会があったが、最近教室が移動しほとんど行くことがなくなっていた。
よく行くスーパーでハラールミートは買える。スーパーなら他の食材も一緒に買えてしまう。
わざわざ外国マートまで行くことがなくなってしまっていた。
こうなる前にもう少し「情報」があれば、、、 ムスリムが外国マートで買い物をしやすいような状況を作ることができたかもしれない。ムスリム同士、もっと協力しあえたかもしれない。


結局、この地にハラールショップがなくなってしまった事が残念でもありとても複雑な気持ちでもある。

SCORPIONS

もうipodにさえ入っていない、、、しばらく聞くこともなかったこのバンドのこのニュース。
スコーピオンズ、活動終了を発表!


最後にスコーピオンズのライブを見たのはいつのことだろう。。。
当時、外タレのライブチケットなんて高くてそう買えるものではなかったのに、3ステージ分も買って半追っかけをしていた若かりし頃。
さっそくその時の友達にこのニュースを伝え、最後の日本公演に一緒に行くことを約束。
こうなったら東京くらい国内だもの、絶対見に行く!


スコーピオンズに憧れて、ドイツの日本企業に就職しようとまで考えていたあの頃。
とうとうドイツまで行ってしまったあの頃。
あのまま本当にドイツに住んでいたら今頃どうしてたんだろう。


昨年、清志郎が亡くなった時も思ったけど、、、、今回も。
また一つの時代が終わるんだなぁ〜