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北京・胡同逍遥

2016-09-28 今日は愉快な出来事が起こる日

昨日の朝日夕刊に拙文が掲載されました。

http://www.asahi.com/articles/DA3S12580382.html

秋が深まらないうちに、

自作杖カバーの

秋のコレクションをば。

クラシカルなおしゃれを演出

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なんて言ってはみるが、じつは完全に布頼み

しかもラクして、手縫いは最初の一対のみ(笑)

でも、

大きな病院の前で風呂敷を広げて売ろうかと、

実はけっこうまじめに考えていたりする

誰だっておしゃれしていい

靴もカバンもおしゃれなのがいっぱいあるのに、

何で松葉づえのバリエーションは少ないのか

そういう当たり前の疑問こそ、

地道に一歩一歩解決すべき

そして、何事もアクションが大事

まあ、私なんぞがおしゃれ権など主張したら、

猫も笑いそうだけど

何はともあれ、今日はこれぞ「北京の秋!」って感じの秋晴れ

ハバロフスクで買った日めくりカレンダーをめくったら、

なんと今日は

いい知らせが来て、

すばらしい前途が開けて、

愉快な出来事が起こる日

とのこと。

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そうしたら、本当にちらほらいい知らせが

仕事はまだカンヅメ状態だけど、なんかだいぶ救われた気分

2016-09-01

ARTSCAPE9月1日号フォーカス 『記録・再構成される土着性』

今ちょっと、お尻に火がついているので、簡単な紹介ですみません。

最近のいくつかの展覧会を通じ、土着性と現代アートの関係を自分なりに追ってみました。

ARTSCAPE・フォーカス『記録・再構成される土着性』

http://artscape.jp/focus/10126674_1635.html

文化の多様性の重視は、もはや無視できない潮流ですが、

土着性自体が変化の中にあるとき、そこに現代アートはどう関われるのか?

遺産の整理や再解釈が刺激的な発見をもたらすなら、土着文化の変容や消失もチャンスに変わり得る。

問題はそこに「気づき」が発生するかどうかだ、

なんてことを、つらつらと考えたこの夏でした。

2016-08-23

掃除機のゴミを集める精神 二井康雄 『ぼくの花森安治』読後感

秋の気配は、そこはかとしか感じられず、じれったいかぎりですが、

本のご紹介の方はじらさないことにします。

表紙を見ただけで、なんかすごくいいなあ、と思ったのはこちらです。

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昨年、相棒の張全の展覧会で書き文字を書いてくださった二井康雄さん(futai-site)の新著で、この8月、CCCメディアハウスから出版されました。表紙の絵は、佃二葉さんという方が描かれたそうです。

本書では、二井さんが『暮しの手帖』の編集者をされていた頃の体験、とりわけ名編集者として知られる花森安治さんの生き方や価値観が生き生きと綴られています。

暮しの手帖』といえば、各社の製品を集め、その性能を比べた「商品テスト」が有名ですが、

印象に残ったのは、掃除機の「商品テスト」を行う際の、地を這うような地道な努力についての描写

新聞紙をちぎったものなど、実際は掃除機が吸い取らないものを掃除機に吸わせるテストが多い中で、

暮しの手帖』の編集部では、各家庭を回り、掃除機が実際に吸い取ったゴミを集め、それを分類して使ったというのです。

消費することとは、ゴミを出すこと。

製品の質はゴミの質にもなる。

たとえ、それが製品そのものの「廃品」ではなくても、

新製品とゴミはいろんな形でつながっている。

単純なことですが、なかなか意識が届きにくいことで、

とりわけ、高度経済成長期だった当時にあっては、とても斬新な発想だったんではないでしょうか。

そもそも、『暮しの手帖』の基本的な理念である、

誰もが自らの日々の暮らしを大切にするようになれば、

社会は平和でより良いものになる、という考え方は、

今の中国にいても、すごく頷けます。

自分の暮らしどころか、

ごく基本的な権利まで大事にしていない人が多すぎる。

もちろん、今は「今」だけでなく、「未来の暮らし」の豊かさを考える必要も増しています。

この他にも、花森さんの言葉や哲学の中には、

物書きとして、勉強になること、反省させられること、共感できること、

がたくさん出てきました。

とりあえず、一番実践したいなあ、と思ったのは

「切って血の出るようなプランを出せ」

できるかなあ。

自分が血を出して倒れて終わり、なんてことにならなければいいですが。

2016-08-17 ビジュアルもこだわる本の虫

ほとんど遊べなかったこの夏もいよいよ終盤が目の前。

山とか草原に避暑に行きたかったけど、まったく時間なし。

遊べなかったから、名残惜しさもないぞ!

というのはもちろん強がりで、

やっぱ、ちょっとくらいは名残惜しがりたいかも。

NHKラジオ『まいにち中国語』のテキストに連載している

「遊びの達人玩児家たち」

のお知らせ、ずっと滞っていましたが、

無事続いています。

今出ている8月号では、本が大好きでたまらず、

蒐集に明け暮れた末、本屋を開いたり出版を始めたりしてしまった、

張業宏さんをインタビューしました。

https://www.nhk-book.co.jp/detail/000009101082016.html?utm_source=nhk&utm_medium=www.nhk.or.jp%2Fmygogaku&utm_campaign=mygogaku2016

(試し読みは口絵のみです。ごめんなさい)

本が大好きで、面白そうなものがあると、つい懐の寒さを無視して買ってしまう、

というのは私も同じですが、

彼の場合はスケールがまったく違います。

彼の「蜜蜂書店」に所狭しと並ぶ本は、こだわりの一冊ばかり。

美術関係、仏教関係、古い洋書が好きな方などには、とくにお勧めです。

とりわけ銅版画入りの西洋の古書の装飾の美しさにはため息が出ました。

実質主義を面白く表現した中国のことわざに、

「包子有肉不在褶上」(まんじゅうの肉は外のひだについているのではない)

というのがあって、つまり、

実際に価値のある部分は、外側を飾るきれいなひだではなく、内側にあるのだ、

という意味なのですが、

やっぱりひだが綺麗だったら、

いい加減に作っているわけではないのだ、と、ちょっと安心して食べられます。

(とはいえ、私は肉まんより野菜まんじゅうが好きなのですが)

見かけ倒しの本、というものも、もちろん無くはないですが、

装丁にこだわりがある本は、内容に対する作り手の思い入れが感じられて、

気持ちがいいし、幸福感を覚えるものです。

そして、まさにそんな本を先日、ある方からいただきました。

というわけで、またこんどご紹介します。

2016-08-13

涼しくなる風景

温度計を見るとそうでもないのに、

なんか暑く感じる今年の夏

実際、今、ロシア韓国猛暑に襲われているらしい

北京もやっと、朝晩なら、ちょっとだけ涼しく感じられるようになったけれど、

おとといくらいまでは、

人の脳みそも、電脳(パソコン)も溶けそうになり、

マウスパッドに至っては本当に溶けてしまって、

机に黒い痕がついてしまった。

そんなわけで、またまた涼しい風景に逃避。

ちょっとデラックスになった気がする、後海のダック島。鴨も中産階級に?

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順調に繁殖中のラバーダック

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こっちはホラー系(今日美術館で)

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こっちは?

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どういうわけか、どう加工しても、タイミングを変えても、ぜったいにアップできない画像が。

これもちょっと涼しいお話。