奇妙

先日、年末に再販されたこち亀最終回のジャンプとこち亀ジャンプのセットが書店に残ってたので買ってきた。

40年前の第一話がカラーで掲載されてたりするんだけど、台詞とかは今の単行本と同様に編集されてるんだよね。初期の両さんは「ガタガタぬかすと本当にぶっ殺すぞ!」「新潟で米でも作ってろ!」など過激な言動が楽しかったのに…まぁ当時の単行本は保管してるので、いつでも読めるからいいんですけども。
ずっと続くものだと思ってた(少なくともゴルゴ13が終わるまでは続けるだろうと思ってました)が、終わってしまったんだなぁ…

ゲーム「ライフ イズ ストレンジ」クリア

タイムリープ物のアドベンチャーゲームなんですが、以前伊集院光がラジオで紹介してて気になってたので買ってみたんですよ。
内容については、紹介してる記事があるのでそちらで。平たく言えば映画「バタフライ・エフェクト」のゲーム版なんだけど、映画チックなこの作品が映画より素晴らしいと思える点が二つ。


一つは、映画と違って自分が選択しないと先に進まないこと。当たり前と言えば当たり前なんだけど、映画なら主人公が悩んで判断して「こうだ!」と選んだ道が散々な結果になったりすると、観てるこっちは「俺ならこうするのになー」とか好き勝手に言えるんだけど、このゲームにおいてはあくまで選ぶのは自分なので責任は自分にあるわけだw 選択しても、結果がすぐに出るものと後々影響したりするものもあるので、いざ選んだはいいが本当にあれで良かったのかな…と自問自答しながら葛藤するのが面白い。


もう一つは、そういった幾つかの重要なシーンの選択が各章が終わるごとに表示されるんだけど、ネットで他のプレイヤーがどれを選んだかというパーセンテージが表示されること。これは今の時代のネットが繋がってるハードならではだな。「これはこうだろ」と堂々と選んだ道がすげー少数派だったり、その逆だったり。すげー悩んだ挙げ句に選んだやつが他の人はどうかなと思ったら、49%と51%でほぼ半々だったりして「おぉやっぱりかー」とかw


余談だが、ゲーム中に映画オタクのボーイフレンドからのメールで、時空関連の映画を紹介してもらう所があるんだが…

まさかのタイムコップとその解説で吹いた、正にその通りw
www.youtube.com


そんな愉快なこのゲーム、値段もお高くないしPC/PS4/PS3で出てるので(PS3はDLのみ)、興味がある方はプレイしてみてはいかがかなと。

映画「死亡遊戯」鑑賞

ブルース・リーの生存中にクライマックスのアクションだけ撮影したものの他界してしまったために、他のシーンは吹替や別作品からの映像の流用などで編集して完成させた異色作。経緯が経緯だけに、これをブルース・リー作品と言っていいかどうかは疑問だが、有名な作品の一つですな。
レンタルビデオ(VHS)で観た記憶があるんだが、BSプレミアムで放送してたので改めて観てみました。


感想:高画質ゆえの利点か弊害か。
VHS時代ならここまでハッキリクッキリとはしてなかっただろうけど、大画面のHD画質で観ると編集部分がわかりやすいな…映像の流用はともかく、鏡にブルース・リーの写真を貼り付けて首から下だけ俳優の身体って手法にはさすがに驚いた。勿論CGなんてない時代だが、それにしたって大学の映研じゃないんだから、もう少しやり方あるだろw
さすがにVHSで観たのがすげー昔というのもあって、この辺の事情は全然覚えてなかったな。BSプレミアムに感謝。


死亡遊戯と言えば黄色のトラックスーツと長身の黒人との死闘なわけですが、この作品においてブルース・リー本人のシーンは少ないのに、あまりにもインパクトが強いんだよなぁ。死んでからも映画が作られて本人の偉大さが称えられるという、正に伝説のアクションスターだったんだなと思える一本でした。

映画「寄生獣 完結編」鑑賞

染谷将太主演、山崎貴監督、寄生獣実写版の後編にあたり、公開された際は前編と後編が約半年くらい開いてました。
前編が思ったより面白かったので、後編も期待できるかなと。


感想:深津絵里の名演。
前作では余貴美子さんだったが、今作では深津絵里さんですな。やっぱり寄生獣にしか見えない北村一輝とか、威圧感が半端ない浅野忠信とか、とにかく脇を固めてる役者陣が素晴らしい作品でした。前編以上に後編は更に良かったです。
細かい部分では突っ込みどころが散見するんだけど、ストーリーの盛り上げ方は一応しっかりしてるので、さほど気にならず純粋に話に入り込める。激しいシーンだけでもなくミギーの料理とかでほっこりもさせられたり。


ただ、それだけに惜しいのが屋上のシーンだったなぁ…いやいや、アンタら二人仲良く寝そべってるけどアイツまだいるだろ!?という「志村後ろ」現象が思いっきり起きてるせいで、全然落ち着かない。せっかくぶん殴った際にスローの演出してるんだから、首が明らかにひん曲がったりしてるような描写にするだけで安心出来て良かったのに…


それを抜きにしても、昨今あふれてる漫画の実写版作品としては、悪くなかったと思います。

映画「トランスフォーマー/ロストエイジ」鑑賞

マーク・ウォールバーグ主演、マイケル・ベイ監督、タイトルにナンバリングがないからわかりにくいが、トランスフォーマーシリーズの四作目です。
ずっと主演はってたシャイア・ラブーフから一新してオッサンのウォールバーグになりました。ラブーフは不法侵入とか飲酒運転で問題行動だらけだったしな。
公開は2014年だから、もう三年前の映画なのか…


感想:相変わらずのマイケル・ベイ節。
165分もある長尺でアクションシーンもわんさかで豪勢極まりないんだけど、とにかく脚本が雑!タイアップが露骨!まぁこれは公開当初からあちこちで散々言われてたから今更なのでいいとして(いいのか?)主人公のウォールバーグが自分勝手キャラ過ぎて全然話に入れないんだよね。もっともマイケル・ベイ作品はエンタメ部分だけを楽しむようにしか出来てないから話がどーとか言うレベルでもないんだけど、そこに到達するまでに最低限少しは入れるようにしてもらわないとなぁ…


前作と違って魅惑的な3Dの尻があるわけでもなく、おまけに悪役の人間が途中からキャラ変わりすぎだし…とっとと死ねよお前は、という。
今まではガッチョンガッチョン動いて変形するトランスフォーマー達を観てればそれなりに楽しめたが、何かもう情報量が多すぎてそれすらもあまり楽しめなかったなぁ。最初から最後まで大分冷めた目で観てました。


あと俺はこのシリーズ全て吹替で観てるんだけど、今作だけ何故かコンボイ司令官こと玄田哲章先生の声にエフェクトかけ過ぎてて全然玄田感が楽しめない!ふざけんじゃないよ、玄田先生のあの魅力的なボイスあってこそのトランスフォーマーだろうが。ロックダウン役の磯部勉先生は本人の声としっかりわかる上で、存在感というか大物感が発揮されていて素晴らしかっただけに、本当に勿体ない…
何故かヒロイン役をしょこたんがやってたんだけど、エンドロールで初めて知った位に違和感なかったです。


とにかく疲れる作品なので、これは家で観て正解だったかもしれないなぁ。