アンダー・ザ・ユグドラシル

2012-01-13

http://twitter.com/ame_wo_kou

こちらに移行しています。

また戻ってくるやも知れません。

2011-08-11

あさあけ

昧爽前の、酷く青い街を動いている生命体二つ。それは君と僕。近似値ばかりが辺りに散らばっていて正解がないんです。仄黒い影を率いて僕ら、ひとつには、なれないのに、ふたつに、はなれないでいる。斯様な、疎ましき散歩、麗しのダンス、濁る目、雨の気配。

2011-03-16

3.11

 胸いっぱいの哀しみと、消えてしまった燈のために黒い服をまとって何事もなかったようにワルツを踊ろう。立ち尽くした岐路の真ん中で君のためにも僕が決めよう。たとえ正解でなくてもついてきてくれるかい?内と外、種と畑、引き続けてきた線を描いていた鉛筆が巨きな波に砕かれた、僕らはもうその一線を超えなければいけないようです。

 行く手を阻む神様がいない国で僕らは人差し指に縋っている、なんとなくで選んできた選択肢が押し流される、祈るように重ねた十の指が届くかもわからない慈悲を贈っている。いいんだ、掌に蹲る生活を放たなくても。それぞれに在るそれぞれの道をもう行かなくちゃ、行かなくちゃ。

2010-09-07

夢遊病

 続きを失った話と君を求めて、飛び出した街が青く染まっている、僕は小さく泣いてしまって、見えなければいい映像が頭上で旋回、南中に向かう閃光を待ち侘びる群衆を掻き分けていく。傷を洗う酷く冷えた水に知らず知らず色を託して、夏が死んで君は笑って消えた。蝉時雨に濡れた斬頭台、朝靄の天鵞絨、終わりかけた蓮の花弁、それも全部揺らいで消えた。戦うなかれ、君の曙が誰かの精液で濁っている。

 神様メロディを口ずさんで始発電車ゆっくりとプラットホームに入ってくる。四時台の全貌、狂気のようなキスに込められた遺伝子の存続、ああどうかと洩れだした感嘆符に縋る。論述した技法をそのままに写して、僕の体はひとつ宇宙を遊泳する。さざ波を掻いて酸素を失う僕をそれでも嘲てくださいますか?では、いかがでしょう、怒れる雲に汚された肉を啄んでみては?…悲しい。

2010-08-02

 もう動かぬ玩具になった僕を置いて君は立て、進め。それでも憐れむ眼があるのなら、僕の手を取ってくれませんか?渇いた宇宙一人旅永遠という無様な名前に讃美され、魂が滅んだあとも肉体が惑星間を回遊!罪人どもの祈る手に今宵も毒降る半夏生。恥じらいながら躍ります、喩えちっとも巧くなくとも。少しの命を差し出して君に行方を委ねよう、饑い夏の薄化粧を剥いで整列する惑星の動きを追う。羇蹊の涯にさんざめく光になったら君の好きな花を手向けてあげよう。さようなら、君が眠る間に地球はもうなくなってしまったよ。最後の日に僕は君の掌の温度を思い出せずに、ただただ空っぽ感情線を見ながら笑っていたんだ。