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本サイトは〈dagboek〉から【本】の情報を抽出した備忘メモです.(三中信宏)

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19-11-2006 オーケンを読む週末

[]『Lorenz Oken (1779-1851) : Ein politischer Naturphilosoph

Olaf Breidbach, Hans-Joachim Fliedner and Klaus Ries (eds.)

(2001年刊行, Verlag Hermann Böhlaus Nachfolger, Weimar, 278 pp.ISBN:3740011653 [hbk])

本書は,Lorenz Oken(1779〜1851)の没後150年を記念して彼の生誕地である Offenburg で2000年11月に開催された会議に基づく論文集だ.全体の半分は,Oken の伝記的章で,Offenburg での生誕から Zürich での逝去までの間に彼が生活した都市ごとに,その足跡をまとめている.後半は,本書の中心的テーマである「政治的自然哲学者としての Oken」に焦点を当てた論考である.

巻末には,Oken の著作リストが付けられている(pp. 251-268).Oken 自身の著作は年代順に整理されていて,二次文献リストは2000年までカバーされている.彼の主著は,『Lehrbuch der Naturphilosophie』(1809-1811),『Lehrbuch der Naturgeschichte』(1813-1826),そして『Allgemeine Naturgeschichte für alle Stände』(1833-1841)のみっつだ.最初の自然哲学の本は有名だが,残り二つの博物学の著作の方が膨大で,いずれも計数千ページの分量があるとはまったく知らなかった.

序言(Vorwort)はこう結ばれている:

Der Band versucht, Oken in seiner historischen Position verständlich zu machen: Ideen nur abstrakt zu präsentieren, wäre verfehlt; insbesondere bei dem politischen Naturphilosophen Oken. Es gilt nicht nur zu den „Dingen“ — und seien es die Dinge des Geistes — zu kommen, sondern auch zu den Lesern, die um diese Dinge wissen wollen. (p. 10)

単なる思弁的思想家にはとどまらない Oken の業績を再評価することにより,当時の Romantische Naturphilosophie 自体への先入観をひっくり返そうという編者の意図が見える.