『普遍の鍵』

パオロ・ロッシ清瀬卓訳)

1984年10月30日刊行,国書刊行会[世界幻想文学大系・第45巻],東京,371 + xxxxii pp., ISBN:4336025517

内扉には「ルルスからライプニッツにいたる記憶術と結合論理学」と記されている.「記憶術(ars memorativa)」は全世界の知識を「体系化」するもっともオカルト的な試行錯誤だった.それはまた,万物を「分類」する欲望の究極的な姿でもある.

『記憶術』

フランセス・A・イエイツ(玉村八州男訳)

(1993年6月10日刊行,水声社,東京,519 pp., ISBN:4891762527

読んでいて気づいたこと.本書のもとになった「ウォーバーグ研究所」って何?と思っていたのだが,「ヴァールブルク研究所(The Warburg Institute)」(→トップページ)のことだったのね?(ロンドンにあるからしかたがないけど英語読みしないでね) やっと気がついた.