『ガンボ! ジャズの生地、ニューオーリンズに万感の思いを込めて』

泉けい

(2006年12月12日刊行,テン・ブックス,東京,271 pp.,本体価格1,400円,ISBN:4886960197版元ページ

本郷の〈ヴァリエテ本六〉で入手した.店の人によると著者持ち込みの本とのことで,「お知り合いの方ですか」と訊かれた(そういうことはありません).ニューオーリンズに長く暮らした著者による回想記.「カトリーナ前」の中心街フレンチクオーターはだいぶちがっていたんだなぁ.写真が二年前の滞在記憶を呼び起こす.

【目次】
プロローグ:スワンプに降りる 1
キャット・ピープルの館 7
大きな館の小さな離れ 15
39歳のテイクオフ 25
おお、ジョニー・エンジェル 37
帰りのチケットを捨てる 47
フレンチ・クォーターに、住む 59
中古品と骨董品のあいだで 69
成績は,全部「A」 75
ブーちゃん,がんばる 87
屋根裏部屋へ 97
ツアーガイドになってみたら 111
プリザベーション・ホールと老ミュージシャンたち 131
音楽が降ってくる町 141
ジャズフューネラル 149
家物語 その1 157
家物語 その2 169
華やかな老女クレア・オルソン 181
ラディカル老人、ビル・コックス 189
ニューオーリンズ人の舌と胃袋 199
食べる、パーティー 209
ザリガニを食す 217
ガンボを作る 223
マルディグラの白い象 233
アフター・カトリーナ 245
エピローグ:限りなく,ガンボ! 270