『カエルを釣る,カエルを食べる:両生類の雑学ノート』

周達生

(2004年3月17日刊行,平凡社平凡社新書・217],ISBN:4582852173

今朝,著者の訃報が流れた:朝日新聞デジタル国立民族学博物館名誉教授の周達生さん死去」(2014年5月10日).周達生の「民族動物学本」はどれもおもしろかった.この新書は民族動物学者としての自伝的な内容を含む本.要するに,この著者,カエルが好きなんですね.京大で動物生態学を学んだだけあって,知っている名前がごろごろ出てくる.とりわけ回顧的な第1章「カエルの昔と今」がほのぼのしている.第2章以降はカエルを釣ったり喰ったりする話.生きたカエルの頭をストンと落とし,皮をぐいぐいと剥いでいく.ウシガエルを“トッピング”した焼きそばってうまいんでしょうか? 

ほかに検索してみると,過去に何冊かの著書を読んでいたことが掘り出された: