総合的概観。

  • さて、来る五月十一日、春の文学フリマが開かれました。運営のみなさま参加者のみなさま、来場者のみなさまほんっとーにおつかれさまでした!
  • というような雰囲気で、大雑把に私の主観ながら文学フリマの様子をまとめておきたいと思います。ブース出展者者としての視点なのでかなり偏見が混ざってますが。
  • まず、目を惹いたのは佐々木敦が主宰する「HEADZ/BRAINZ/VECTORS」のブース。二階席ながら最大の注目度。エンボス加工に白黒の模様で作られた『アラサギ』が売り物。分厚いのに500円という殺人的な値段で、圧倒的な人気を集めていました。次点では『早稲田文学』午前中の短い時間だけかもしれないけれど、前田塁氏が売り子をしてました。私も一冊購入。サイン本をもらったものの、帰り道で知り合いにとられた。あとで返せよ……。WBは最強のフリーペーパーである。けれどもやはり企業ブースらしく強いことを、盛り上げや祭りの先導役らしいすごいコンテンツを出してほしかったかもしれません。
  • 左隣のラスプーチンはB−29で、歴史的爆撃機らしく二階。左となりは破滅派で右隣は稀人舎。どちらも新刊を用意して販売。向かいにはrunaticとゆとり世代部が陣取って、ワセダミステリクラブのOBOGで作ったという清龍友之会さんがいました。清龍〜〜の本がほしかったけれど所持金がこころもとなく断念。新月お茶の会の本を買おうとして失敗。となりはBLOG FRENDS。『友達と駄作』がうられていて、ああ、さらに駄作っぷりに磨きがかかっていてなんだかいろいろわけがわからない空間でした。ええ。他に零文学、葦牙など。それからなぜかブース持ってないのに押し売りしてる詩人の方までいておもしろい。東海SFの会や慶応義塾SF研究会も見かけたのだけれど、予算が足りずに指をくわえてみているだけしかできず。あとは早大現代文学会のブースに早稲田文芸会の本も委託されていたり、となりは『人間学』を販売。ほかにジュールベルヌ研究会など気になるサークルがあったのですが、まったく手付かずでした。おしい! 
  • 批評関連はもう数え切れない。なんといっても筑波批評社……と書いて、本を買いそびれたことに今気づいた。
  • 短歌俳句関連は今回ほとんど見ることができず残念です! 次回はもっと予算を組んで見ていきたいですが、「短歌たん」は気になった。うーむ。
  • 一階は銀座線を見かけたけれど、ライトノベルボーイズラブなどを扱うサークルも多くにぎやかでした。受付も一階。ほとんど今回は見て回ることができなかったけれど、雑文工房などで購入。「コトバラ」なども実機デモをやっていました。西岡きょうだいも参加。おいおいレビューを書いていきます。
  • いや、しかしぜんっぜん見て回れないです。
  • 来年度から、書いてほしいサークルは左隣のラスプーチンまで献本しにきてください、とかって書こうかしら……。
  • ブースには「はんせい社」の方や早稲田文芸会の人が遊びにきてくれました。どうもありがとう。
  • 反省点もつきませんが(売りに熱心すぎたかもしれません)とりあえず次号に向けてがんばります。
  • 買ってくれた人たちもどうもありがとうです。ご意見ご感想おまちしてます。
  • ふああ、もう一時だ。ではまた今度。