明日の歌会の準備

 朝から晴れて日中は気温が上がった。湿度は低く、細く切って紐にひっかけた大根はどんどん乾いて行く。最初に乾かしたものは今日で乾燥を終え、無事(?)切り干し大根になった。
 明日の歌会のために送られてきた26首の歌から5首選歌するのだが、これがいいと歌が今回はあまりなくて困った。いつもだと3首くらいはこれという歌があり、あと2首をあれこれ迷うのだが今回は一読して選びたくなる歌がなかった。歌を読みこんでなんとか6首選んだ。ここからさらに絞るのは明日にしよう。
 歌会のときに新しく2首の歌を提出するのだがこの歌もまだできていない。何首か作ったのだがどれにするか絞りきれていない。
 ひと晩眠ると考えが変わることがあるのでこれもそのままにしておく。
 提出する歌をぎりぎりになって直すことが最近よくある。なにかがひらめいてこれではだめ、こういうふうにしようとアイデアわいてくる。作ってもどこか座りが悪い歌は最後の最後まで直そうという気持ちが働いているのかもしれない。
 老犬ももこが昨年8月に他界してから短歌を詠むことが多くなった。ももこがいるとき使っていたノートは昨年の11月で終わりになり、その後、4冊の短歌ノートを重ねた。今日5冊目のノートを使い始めた。短歌ノートは表紙にももこの写真、裏表紙に柴犬レオの写真をマスキングテープで張っている。


 金曜日の上野公園 銀杏黄葉きらきらと行く人も光る

 春の陽は肌掛けのやうに愛犬をくるみたり よき眠りを、と

 柿の実に未練を残すひよどりは枝に来てひと声高く鳴く

 日本海を臨む墓地に眠る友 荒天の予報に思いはせる