午後は美容院へ

 朝は冷え込みが強く、庭に置いてあるメダカの水瓶のひとつに氷が張っていた。防寒対策をしないと、と思いながらなかなかできない。
 10時半ごろ、近くの特別支援学校に行き、こうないのカフェで珈琲を飲んだ。修学旅行で沖縄に行った先生からカフェのお客にお土産の菓子が配られた。ちんすこうという沖縄のお菓子。
カフェには友だちや顔なじみの人も何人か来て話がはずんだ。 校門脇の売店では葉付きの大根と味見菜を買った。あとクリスマスクッキーをふたつ。
 帰りは買った大根を友だちの自転車に載せて、家までいっしょに来てもらった。友だちの愛犬は14歳九か月になる柴犬で食欲にむらがあり、食べさせるためにいろいろ工夫して大変そうだ。食の細くなった柴犬レオがよく食べていた嗜好性の強いドッグフードの試供品をもらってくることにした。
 昼食後すぐ家を出て美容院へ。先週も行ったがいつも指名している人が休んでいたので出直した。美容師さんはマスクをしていたので風邪で休んだのかもしれない。
 帰りはスーパーマーケットに少し買い物をし、百円ショップでも買い物した。
 最寄り駅より家路につくときは夕ぐれの空になった。西南の空は茜色になり、富士と丹沢山系の山容が影となりくっきりと眺められた。


 夏蜜柑と柿の実が隣りあひ坂道に冬の陽をあびる

 帰る家を忘れたやうにどの雲もじっと動かぬ夕ぐれの空

 家路急ぐ足を止めたり眺めやる茜の空に影となる富士


隣家から回収してきた名無しの落葉樹の枝