The End of Poverty: How We Can Make it Happen in Our Lifetime

The End of Poverty: How We Can Make it Happen in Our Lifetime

The End of Poverty: How We Can Make it Happen in Our Lifetime

で、今はこっちを読んでいます。これは、2005年に読みかけていた本なのですが、途中で読むのを中断していた本でした。
再開したのですけど、結構面白くてちょっとはまっています。
最初の方は、世界の貧困地域がどのような分布になっていて、どのような共通点があるのか。時系列でどのように変化しているのかというようなことが説明されています。で、貧困は永遠に続くわけではなく、世界は徐々に貧困を克服しつつあるということが述べられています。
次に、Clinical Economic(臨床経済学)という概念が提唱されます。これは、経済危機に陥った国や貧困に苦しんでいる国に対して、どのようにアプローチするべきかということを体系立てた実践的な学問で、医学における臨床医学を理想としているものだそうです。
そして、筆者が実際に経験した経済的なアドバイスについて具体的に解説します。南米のボリビアから始まって、ポーランド、ロシア、中国、インドについて説明しています。
ここまででちょうど半分くらいです。後半はまだ読んでないので分かりません。
この本を読んでいると、経済学というのが非常に生き生きとした実体を持った学問なんだなということが強く印象付けられます。また、発展途上国がどのような経済的、歴史的なバックグラウンドがあるのかということの具体的なイメージを持つことができます。面白い。