トム・ハンクス、CERN訪問

KEK広報の森田です。

CERNは12日、映画「天使と悪魔」に出演する俳優トム・ハンクス、アイレト・ズラーと、監督ロン・ハワードらをCERNに招き、ソニーピクチャーズと共同で記者発表を行いました。

「天使と悪魔」は、世界的ベストセラーとなった「ダ・ビンチ・コード」の原作者ダン・ブラウンによるスリラー小説で、ダ・ビンチ・コードのラングドン教授が本作でも活躍します。

CERNのプレスリリースによると、「『天使と悪魔』がベストセラーであること、反物質の研究がいかに素晴らしいかを伝える機会をハリウッドが与えてくれること、これらが示しているのは、フィクションも、ノンフィクションも、どちらも我々を日常の世界から非日常の世界へ連れて行ってくれるということだ。両者の違いは、科学は常に現実の世界を扱うということ」と研究部長のセルジオ・ベルトリッチが述べたとのことです。

監督のロン・ハワードは「CERNとともに仕事をできたことは素晴らしい。ここにいる科学者たちはとても協力的で、科学について教えてくれたり、信じられないような素晴らしい場所に連れて行ってくれました。ここで行われている研究はファンタスティックだ」と述べたそうです。

映画「天使と悪魔」は5月15日に世界中で公開されるとのこと。

CERNプレスリリース:
http://press.web.cern.ch/press/PressReleases/Releases2009/PR03.09E.html

ソニーピクチャーズ「Angels&Demons」:
http://www.sonypicturespublicity.com/ad/

天使と悪魔 - オフィシャルサイト:
http://angel-demon.jp/

CERN滞在中の研究者のブログ:
Stephanie Majewski: Tom Hanks at CERN!