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LHCアトラス実験オフィシャルブログ このページをアンテナに追加 RSSフィード

2012-03-03

ヒッグス粒子探索

05:50 |

La Thuile会議(イタリア主催)でこれまでのATLASヒッグス粒子探索の結果を報告してきました。

今週から同じホテル会場で開催されるMoriond(フランス主催)でATLASヒッグス粒子探索の結果を更新します。Tevatron(CDF,D0実験)も結果を更新するようです。また、CMSも更新するという噂です。

これで2011年に取得したデータによるヒッグスの解析結果は一休みになりますが、内部では2012年の夏に受けて動き出しています。

2008-10-04

LHC落成式典を10月21日に開催

| 17:46 |


 10月2日のCERNのプレスリリースに出ましたが、LHCの落成記念式典が10月21日に行われます。

 9月10日LHCでのビーム初周回を見事に成功させ華々しくスタートアップしましたが、19日に8つの加速器のセクターのうちの一つに問題が起こり、現在運転を停止しているのは前の報告に書いた通りです。

「問題発生のタイミングが悪く落胆するところもあるが、これまでの20年以上もかけて進めてきたプロジェクトにおいて2か月の遅れはそれほど大きなものとは考えません。要するに最先端の知識と技術を使って進めようとする実験物理の宿命みたいなものです。」とエマCERN所長はプレスリリースの中で述べています。
 
また、10月3日に行われたCERN職員へのスピーチのなかでも、エマー所長は「ビームの初周回を予定通り成功させたことは、これまでの長い間苦労して進めてきたLHCおよびその前段加速器を含めたCERNの複合加速器施設の技術の高さを示したもの」で、「10月21日に予定通り落成式典を行うことは大変重要であり、CERNの理事会メンバーも強くサポートしている。」と述べていました。

19日のトラブルに関しては、「問題のあった部分を今室温に上げているところであり、本格的な原因究明はこれからである。状況がわかり次第随時公表していく」とのことです。「日本の高エネルギー加速器研究機構を含めて、世界中の研究所や研究者から、励ましとサポートのメッセージをもらっており、大変ありがたい。」とも述べておりました。(スピーチはフランスで行われ、ちょっと怪しげな英語の同時通訳を聞いてのメモなので、話したことを厳密にお伝えできていないとはおもいますが)

 10月21日の式典への参加者は招待者のみです。関連各国の要人も多数参加します。式典の詳しい内容はhttp://lhc2008.web.cern.ch/LHC2008/で紹介されますし、インターネットを通して当日画像配信もされる予定です。

                 KEK 徳宿

2008-09-24

LHCの運転再開は来年春に

| 14:06 |

KEK広報の森田です。

トンネル内に大量のヘリウムが漏出して運転が停止しているLHCですが、CERNから再度プレスリリースがあり、運転再開は来年の春以降になるとの見通しが発表されました。

http://press.web.cern.ch/press/PressReleases/Releases2008/PR10.08E.html

日本語の仮翻訳を載せておきます。

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LHC再稼動は2009年の予定

ジュネーブ、 2008年9月23日。 大型ハドロン衝突型加速器LHC)のセクター3・4のトンネル内で発生した大規模なヘリウム漏れについて、CERN(注1)で引き続き調査した結果、トラブルの主な原因は、加速器の2つの超伝導磁石の間の電気的接続の欠陥を示唆していた。しかし、事故発生要因の完全解明にあたっては、まず同セクターを室温まで戻し、中の超伝導磁石を検証のために分解しなければならず、3?4週間を要する。詳細な本調査はそれが終わってから可能となる。

9月10日LHC運転開始で大成功を収めた直後の事故だけに、精神的ダメージであることは間違いない」とR. Aymar CERN所長は語る。「しかしながら、LHCのファーストビーム入射成功は、何年にもわたる綿密な準備と、CERN加速器複合施設の建設・運転に携わるチームの技術の証だ。我々はそれと同様の厳格さと応用力をもって今回の痛手を克服できると信じている。」

調査と修復に必要な時間について、CERNの冬の定期メンテナンス期間より前の再開は不可能なため、加速器複合施設の再開は2009年春、LHCビーム入射はその後となる見通し。

LHCのような粒子加速器は独自の機械で、最先端後術を駆使して建設される。それぞれの加速器がそれ自体プロトタイプであるがゆえ、運転開始期に初期的な問題発生はつきものと言える。

LHCは非常に複雑な装置であり、大規模かつ多くの分野で技術の粋を尽くしている。」世界初の大型超伝導加速器である米国フェルミ国立研究所のテバトロンのコミッショニング責任者であったP. Limonは言う。「特に運転初期には、発生するイベントが時に短期間または長期間、一時的な運転停止を引き起こすことがある。」

1992年?2007年に稼動した超伝導粒子加速器HERAを持つドイツDESYなど、いくつかの研究機関からCERNに対し、同様の助言が届いた。

「我々DESYは多大な熱意をもってLHCのコミッショニングに携わってきており、初回ビーム入射日の成功には大変感動した。」A.Wagner DESY所長が語る。「私はCERNの仲間たちがこの問題を速やかに解決すると確信している。DESYは引き続き、彼らに出来る限り協力するつもりだ。」

<注1> 欧州原子核研究機構孝(CERN)は、素粒子物理学において世界を先導する研究機関であり、ジュネーブに本拠を置く。現在のメンバー国は、オーストリア、ベルギー、ブルガリア、チェコ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、イタリア、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、スロバキア、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリス。オブザーバ国(機関)は、インド、イスラエル、日本、ロシア、アメリカ、トルコ、欧州委員会、ユネスコ。

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2008-09-17

ビームデータ届いてます。

| 19:40 |

東大ICEPP坂本です。

ちょっと投稿が遅くなりました。ファーストビームのデータ、東大の地域解析センターにも届いています。



9月11日のファイル転送の様子です。下の図の青いところがパートナーであるフランス・リヨンのIN2P3計算センターからの転送です。数十分にわたり100MB/s以上の速さでデータが送られてきているのがわかります。