9月9日(日)おはなし講習会(初級)第3回を開催しました

おはなし講習会も第3回目になりました。今回は,講習生の皆さんに実習で語って頂くおはなしを決めて提出して頂きました。


まず,〈小さなおはなし会〉でお話を3話楽しんで聞いて頂きました。


「昔話について」の講義を聞いて頂きました。
この講義では,長い年月の間に語りつがれた昔話には,民族・言語の違いにかかわらず「耳で聞いてわかりやすい」共通の語り口の特徴があること,また昔話は,語り口のわかりやすさだけでなく,その内容が子どもだけでなく大人も惹きつける力を持っていることを学びました。


「語りの実際」についての講義を聞いて頂きました。
おはなしは語り手と聞き手と環境が支え合って初めてできあがります。聞き手におはなしを楽しんで聞いて頂くための準備と配慮について,小学校からおはなしを依頼された場合の例をあげて教えて頂きました。
聞き手を配慮したプログラムを考えること,練習を十二分にすることの大切さ,当日の流れなどを具体的に学びました。


講義を聞いた後は,円になって座り,受講生の皆さんに一言ずつ質問・感想等を話して頂きました。「昔話の大切さがわかった。」「どうやって覚えたらよいか。」「方言のあるおはなしはどう語るとよいか。」「地域のおはなしを語りたい。」など,皆さん熱心に取り組まれ,講師の皆さんのお話に耳を傾けていました。

第4回(11月),第5回(12月)の講習会で,いよいよおはなしを語って頂きます。
皆さんがんばって下さい!