孤立した人

asahi.com:水死女児の母を逮捕 秋田・小1男児の死体遺棄容疑 - 社会
" 秋田県藤里町の町立藤里小1年米山豪憲(ごうけん)君(7)が殺害され死体が遺棄された事件で、県警捜査本部は4日、同町粕毛、無職畠山鈴香容疑者(33)を豪憲君の死体遺棄容疑で逮捕した。畠山容疑者は豪憲君宅と同じ住宅団地の2軒隣に住み、4月に水死体でみつかった同小4年の彩香さん(当時9)の母親。今後は殺人容疑についても調べる方針だ。"

この事件、報道が始まった当初から(みんな口には出さなかったけれど)この人が怪しいと思っていたはずです。マスコミもそこらへんのことを考慮に入れて動いてたし。

悲劇のママがまさか…隣人の逮捕に衝撃 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
" 同じ団地に住み、水死した娘の再捜査を求めていた母親が一転して容疑者となった。"

悲劇のママって...ちょっとやりすぎじゃないかな読売新聞。単に報道されているニュースしか判断材料がないオレですら、もしかしたら…って思ってたんです。ましてや近所の人は口に出すことはなくとも想定はしていたでしょう。

事件報道なんだから、勝手なイメージ作りは控えてほしい。


まだ事件は終わってない。もっと悲惨なケースもまだ想定されます。水死した娘の再捜査を促そうとするあまりに今回の事件に発展したのだと思いたい。

asahi.com:職を転々、破産、「子ども嫌い」…秋田事件の畠山容疑者 - 社会
" ダンプカー運転手の父、パート勤務の母、4歳違いの弟の4人家族で育った。

 「すぐには仕事をやめてこないけど二ツ井に帰ってきた時は遊んでやってください☆」

 畠山容疑者は、高校の卒業文集にそう自分で記していた。一方で、寄せ書きには、級友たちの心ない言葉も並んでいた。

 「いじめられたおかげでお前も強くなったべ」「もう秋田には帰ってくるな」

 ある同級生は「注目されたい性格。強い子にはついて行くことが多かった」。畠山容疑者を知る当時の教員は「意思表示をしない生徒」と印象を話した。"

今回の事件は被害者が子どもなだけにあまりに痛ましい。その分「なぜ犯罪が起こるのか」と痛切に考えました。
そして社会から孤立した人ほど犯罪を犯しやすいのだという当たり前のことを強く再認識しました。




…なんて冷静に事件を分析してるようなこと書いてみました。でも本音は「子どもの首を絞める手があるならテメエの首を真っ先に絞めろ」です。

でもその反対側で「畠山鈴香という人は何にすがろうとしてたのかな」と考えてて、ちょっとしんどいです。