まちがいさがし

下の2枚の写真を比べて見てください。
ライカ
FED-2


上が、西ドイツ製 ライカIIIf + エルマー50mm f3.5
 ( http://trendy.nikkeibp.co.jp/lc/gadget/070809_leica2/index2.html より )
下が、僕のカメラ。ソビエト連邦FED-2 + インダスター50mm f3.5


なかなかよくできた見事なパチモンでしょ。(^^)b パチモンなのに堂々とロシア文字で ФЭД-2 って自分の名前を主張してるのが (・∀・)イイ!


細部の仕様からすると1956〜1958年ごろのものか。フルシチョフスターリン批判をしたころですな。それが今でもちゃんと動くんだからたいしたものです。だいたいライカはしょせん西側的ブルジョア階級(笑)のカメラ。我らプロレタリア(笑)には高すぎます。


いやこれ、ただのパチモンじゃないですね。この種のカメラは三角測量の原理でピントを合わせるので、基準点間の距離が長いほうがとうぜん精度が良くなるわけですが、その点、FED-2は丸い眼と四角い眼がずいぶん離れてます。それと、ライカIIやIIIは丸い眼二つで距離を測って、フレーミングは四角い眼でしないといけないそうですが、FED-2は距離測定の眼とフレーミングの眼が一体です。裏ブタがガバッと外せるのでフィルムの装填も本物より簡単です。製造品質はさておき、すくなくとも野心を持って独自の設計をされた機械ではあるわけです。


皮のケースの裏にロシア文字で "Горелов ?зс?" (後半読み取れず) と手書きされてます。元の持ち主のお名前かな? ゴレロフさんかな?