Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

「はじまりは今」

 家に帰ってテレビを点けたらテレ朝で「サタスマ」の司会である香取慎吾が一連の草なぎ剛の事で陳謝している映像を見る。二日前の朝には草なぎ君本人が謝っている会見映像を朝から見たのだが、彼らがそんなにも謝る必要があるのだろうかと思ってしまう。


 この一連の騒動は逮捕されてしまったこともあるけど、今までジャニーズがマスコミに強い力を持っていて所属タレントの写真を使わせなかったりとかそういう規制をかけていたことに苛立っていたマスコミがここぞとばかりに不注意で、まあお酒でハメを外した彼にこれまでのフラストレーションをぶつけているようにも見えなくもない。


 あと捕まった公園をヘリから撮った写真を報道で見たが草なぎ君のマンションも「ここ」みたいに赤点で示されていた。容疑者ということだからなのだろうけど、有名人の住んでいる所をわかるような報道をするのはいかがなものだろう。彼はまず引越しをしないと危ないかもしれない。


 森達也さんのサイト:http://moriweb.web.fc2.com/mori_t/index.html
 にて今You Tubeで話題になっている女性のスーザン・ボイルについてコラムで書かれていた。


 どうなんだろう、日本のオーディション番組だったら客もあんな感じの顔をするのかな。でも、演出とやらせの問題は映像効果を出すために絶対的に必要なことだし、問題は作り手の倫理観なのか。映像を撮る立場にない僕はよくわからない。


 「ガキ使」の「クイズ 佐野元春の500のコト」の前半を見る。ただ面白いです。佐野さんが。独特のキャラクター、これはバージョン変えて井上陽水さんバージョンもぜひやってほしい。
 一度サンボマスターの対バンで新宿コマ劇場で一度佐野さんのライブも観たなあと思い出した。ちょうど二年前のライブだ。「夏の歌」と言えばでサザンの歌、でもよく知らないとサザンの曲名を知らなかった、あれはすごいわ。


 「なっちゃん」のCMを観ていてエレカシの「はじまりは今」を歌っているのを聴いて本家本元のエレカシバージョンを聴いてみた。カウントダウンフェスでエレカシを聴いたことはあるけど熱くて、なんだか懐かしい気がした。観た事なくても何かが懐かしい空気のような、そんなものを発していたなあ。


 明日のこの時間には新幹線に乗ってる、祖父の一周忌だ。それ済ましたらすぐに東京に戻る。行き帰りの新幹線の中で「ねじまき鳥クロニクル」の第二部と第三部を読み終わるだろう。
 第二部も一気に三分の一の100枚少しは読んだ。今月中には「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」と「ねじまき鳥クロニクル」という村上作品の中でも長編の小説を二つ読み終われそう。


 以前から「春樹チルドレン」という言葉は何度か聞いたりしていたのだが、wikiによると「吉田伸子によれば「春樹チルドレン」とは、村上春樹の文体や、センス、世界観に影響を受け、それを受け継いでいる作家たちのことであるという。具体的には、伊坂幸太郎本多孝好金城一紀といった「若手のトップたち」が「春樹チルドレン」であるという。また女性の作家には該当者がいないという」らしい。


 って出ている三人の作家、伊坂幸太郎本多孝好金城一紀って僕が好きな作家で基本的に伊坂さんと金城さんは出てる小説全部読んでるぐらい好きな作家さんであるんだが。知らない間に「春樹チルドレン」から影響を受けていた。今その本家本元の村上作品を読んでいる。
 僕が「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」と「ねじまき鳥クロニクル」を読もうと思ったのは「モンキービジネス」での古川日出男さんがインタビュアーで村上春樹さんと対談しているのを読んで、あと来月に「海辺のカフカ」以来の長編小説「1Q84」が出るのでその前にこの二作品を押さえておこうと思ったから。


 古川日出男作品を読むと「春樹チルドレン」というレッテルは感じない、古川さんは20代後半から村上春樹に傾倒した人だ。だからあえて彼とは違う自分の表現で違う文体の精度とリズムで独自の世界観の小説を書いた。
 僕はそこに惹かれて一気に古川日出男という作家に傾倒したのだけど、僕は影響を与えられた人の真似をやはりしてしまう。そこから次の段階へ行かないと僕は僕なりのオリジナルティを獲得はできないんだろうなあと村上作品を読みながら感じる。

モンキービジネス 2009 Spring vol.5 対話号

モンキービジネス 2009 Spring vol.5 対話号

オーデュボンの祈り (新潮文庫)

オーデュボンの祈り (新潮文庫)

FINE DAYS (祥伝社文庫)

FINE DAYS (祥伝社文庫)

GO (角川文庫)

GO (角川文庫)

13 (角川文庫)

13 (角川文庫)