Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

『サン・トワ・マミー』

奇妙礼太郎トラベルスイング楽団☆2012/1/8新代田FIVER2

↑今日のBGM、帰る時にシャッフルで流れてきてやっぱりライブ版はいいなって思った。普通にアルバム収録のやつよりもライブ版の叫ぶような奇妙さんのボーカルがいい。




 帰りに渋谷の大盛堂書店さんに。いつかメルマ旬報フェスではなくメルマ旬報フェアが書店さんで開催されるんだろうなと思う。
 郷太さんの『噂のメロディ・メイカー』や竹内さんの『ゆゆも』も近いうちに出るだろうし博士さんの『週刊 藝人春秋』も夏とか秋辺りには出るだろうし執筆陣の著書がいっぱい出ると本当にメルマ旬報フェアできるよなって、もちろんそこにいたいという気持ちがあるからそんなことを思う。パラパラと立ち読みしかけた『KAMINOGE』を買った。



 友人の田畑ちゃんに誕生日に『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』をもらって読んでいるのも関係あると思う。
 目崎さんにいただいた文春文庫から出ている『1985年のクラッシュ・ギャルズ』も最近読んでいて、まったくプロレスもの、格闘技ものではないけど書いている人たちの熱量が凄まじいのでそういうものはジャンルを越えて読者に届くというのがよくわかる。そんなわけでパラパラと『KAMINOGE』冒頭のアントニオ猪木×藤原善明対談を開いたら最初の一文が、



参議院議員会館内・アントニオ猪木議員事務所にて、猪木到着の予定時間より20分前から藤原が直立不動で待機している)
ーー藤原さん、猪木さんが来られたらすぐにお知らせしますので、お座りになっていただけたら・・・。
藤原 い、いや、これでいい。これから“神様”が来るんだからな・・・。アンタらこそ座ってくれ。
ーーいえ、そういうわけにはいきません。


 そんな始まりだったら気になって家でしっかり読まねばと思ったのでした。




 大盛堂書店さんでやらせてもらってる選書フェアは40タイトルで古川日出男作品が5、次に2タイトル選んでるのは伊坂幸太郎さんに樋口毅宏さんに窪美澄さんに西島大介さんの作品で後の作家さんは1タイトルずつ。窪さんと西島さんはデビュー作が外せないからそれとプラス自分がまだ読んだことのない人に薦めたい一冊な感じ。
↓選書のコメント


11・窪美澄ふがいない僕は空を見た
タイトルと装丁のよさで手に取って読んでみたら後の祭りで窪さんのファンになっていた。エロいかと言われたらエロいけど性は生と死の間にずっと横たわって離れないものだからそれを書く時に同時に食も書く。やっかいないものばかりだけど僕はそれをきちんと引き受けていきたい。


12・窪美澄『よるのふくらみ』
どうにもできないことがある、どうにもできない気持ちがある。想いはすれ違っていく、大事な事はいつも半歩ズレて気がつかないふりをしているともう手元に戻ってこない。窪さんは心のひだにあるものをとても丁寧に掬い上げて書ける作家さんだなって読んで改めて思った。

Live!

Live!

タモリ論(新潮新書)

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タモリ学 タモリにとって「タモリ」とは何か?

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KAMINOGE vol.29

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1985年のクラッシュ・ギャルズ

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ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)

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よるのふくらみ

よるのふくらみ