エッセイといっても、よくある日記風のお気楽文章であるはずもなく。何かのきっかけから文学作品などへの連想を綴るといったものが多い。メモしておこうとすると際限がなくなりそうなのだけれど、ちょこっとだけ…と思ったが、やはり結構大変そうなので、一部タイトルだけ。
- 牛乳は噛んで飲むものである
- 煉瓦工場の退屈(退屈ということ、中原中也とか)
- 運河について(丹羽文雄とか)
- ペンキ屋さんには氣がつかなかった(「四角な」と「四角い」、モンロー先生(室生犀星)とか)
- 落下物について(焼き芋をめぐるユーモア)
- 崩れを押しとどめること(幸田文)
- キリンの首に櫛を当てる(なぜキリンが好きなのか→啼かない)
- 二人の聖者(カザンツァキ/水に入れたさくらんぼの幻視)
- 愛の渇きについて(モーリアック!)
- 十三日の金曜日ふたたび(ぞんざい/ずさん)
- 飛ばないで飛ぶために(サン=テグジュペリなど)
- うっそりと(柴錬が翻訳!とか)
- 作者: 堀江敏幸
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2007/05/18
- メディア: 単行本
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