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読書備忘録です。

思い通りの家を造る/林望

家つながりで。
都市には都市の原理があるが、東京には田舎の原理が残り、ねじれた形での持ち家志向になっている。日照が欲しい、庭が欲しいという農村的意思が、パリのような都市の合理性を持ちえなくしてしまったと。
イギリスのセミデタッチトの家、「寄り合い庭」というのは、へ〜なるほどだった。
家を造る際の考え方も面白い。居間にソファ、インテリア・コーディネートは不要、それぞれがバラバラに好きな椅子を置けばよいとか、厨房*1を中心に据えるとか。
(12/18追記)リンボウ先生って、元東大総長林健太郎の甥だったんだ。へぇ〜。父上も何やら立派な方だったようで(恥しながら全く名前も知らず)。だからどうってことはな〜んにもないのだけれど。 林望 - Wikipedia

思い通りの家を造る (光文社新書)

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*1:最近はよく見かけるアイランド・キッチンが当時(2001年頃)業務用しかないと言っているのは驚き。