ja, konrad !

2017-11-25

linedrawing2017-11-25

[] イベント案内 17:49

時間線を現在という点に於いてのみ観察し得る僕らは、点から線への変容も、点と線の共謀も、本当のところは知らないでいるのかもしれない。

そんなことに思い巡らしながらDeAthAnovA氏のコンポーズをさらっています。

DeAthAnovA+小川敦生 = Bergamasqueで演奏臨む25日。

この場での体験は、さて点なのか線なのか。

2017年11月25日(土)

archetype "worthless memories"】at 大崎l-e

Bergamasque.

小川敦生(Banjo)

DeAthAnovA(Metallophone & Glockenspiel)

"nOn" "unO" composed by DeAthAnovA

open. 19:00 start. 19:30

charge 1,500円 (+1drink)

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l-e

東京都品川区豊町1-3-11スノーベル豊町B1

http://www.l-e-osaki.org/

2017-11-19

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[] QUATTRO STAGIONI - Kneipenlieder(LP Pan '81)瑞 22:07

プログレ喚起させるバンドロゴには期待しない方が良い。

スイストラッドバンドがご当地作家の詩に曲を付けるという大層コンテンポラリーなアルバムなのだが、大衆教養を宗とするレーベルの性格もあってか、情緒過多な旋律がざっくりとした録音で収められている。

まるでオーディオセットのおまけで付いてきた「世界の音楽」みたいなレコード

がしかしだ、そんな印象も芝居掛かった男声に嗤われているようで、実を言うと書き割りくさい。

だいたい、AB両面にある手回しオルガンみたいな鳴りのオカリナ合奏は何なんだ。

どこの国の習俗模しているつもりなんだか。

チャルメラめいた木管楽器やバケツ叩いているかのパーカッションを梃子に、もっさりした録音の壁を抉じ開ければ…芝居の向こうの奇妙な祝祭が見えてくる。

調べてみれば、精神科医や創作楽器製作者(http://www.paul-ragaz.ch/fotosvideo.html)まで擁するメンバーからして怪しい。

廃品利用よろしく、これは古ヨーロッパの旋律片で拵えた発明品なのかも。

机上の空論上等、発明から創り出すなら自分たちの空中国家だろう。

さぁ、兼高かおるを呼んでこい。

https://youtu.be/5j9cqj0D-Sw

2017-11-16

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[] WANDERFALK - Mir Sin Noch Lang Nit Ower Schmitz Backes(LP Autogram '80)独 21:16

ハヤブサの意の名前を持つ、ドイツトラッドバンド。

とはいえ、笛やフィドルが柔らかく描く雛びた田舎風景から、鳥を叩き落すようなこのドッタンバッタンしたリズム隊はなんだ。

唐突に鳴り出すエレキも味方に、土地伝来の節回しじゃ唄えないとばかりの気分に任せた調子外れな女声が放たれる。

B面1曲目なんて…言葉が過ぎるかもしれないが…まるでThe Raincoatsへのトラッドからの返答だ。

零落したガレージバンドが帰り着いた郷里で、子供の頃参加していた民謡グループに迎え入れられるという物語を想像してしまうよ。

かといってラスティックパンクみたいな、再発見から伝承に飛びついた感触はない。

特別を望んでというよりは、異物をも呑み込みつつ今日まで続いてきた日常という感じ。

日常とは実際のところ、どんな障害があっても転がっていくのを止め得ないものだろうしね。

風土記や徽章に描かれた様式からは捉え難いが、倒けつ転びつ出来た破れほつれからは誰かの暮らしが見えてくる。

とびきり愛らしい綻びというのもあるじゃない。

しかし…次作でフォークロックとして繕われてしまうというのだから、ちと寂しい。

https://youtu.be/OhAIxLU-j4s

2017-11-08

linedrawing2017-11-08

[] LUIAERDSGILD - Dubbelzout(LP Crossroad '82)蘭 21:44

去年の今頃ぐらいからトラッドの音盤に当たりが多い。

いやまぁ、僕の興味の方位からといってしまえば済む話なんだけれど。

ともあれ、口火切ったのはこのオランダレコードだったはず。

アコースティックな編成に朴訥とした男声、寄合調のコーラスから、伝承歌の採集・延命を務めるグループかと思いきや、どうも違う。

オランダ民謡の旋律は結構バーバリックなんだ…と耳に響いた収録曲、その半分がオリジナルであることに気が付く辺りから、じわじわと捻りが効いてくる。

見知らぬ土地の習俗という大風呂敷変拍子も妙な構成もまとめて包んでしまっていたが、構造へと向かう視点が明らかにある。

遠景に引っ込んでいるハーディガーディーやバクパイプの響きまで耳に届きだすと見えてくるのは、レコメン周辺のモダンなサロンミュージックと並べたくなるようなミニチュアめく細工。

なるほど、この感触にならジャケットの女児楽団の可憐さもしっくりくる…正直、おっさん声に先導されるとは思わなかったもので。

だからといって、これをフェイクと決めて掛かる必要もないはずだ。

土地や伝統とは「居場所」の謂いに他ならないのだから、住み難ければ改変、無ければ創り出しても構わないものだろう。

共通する節回しが地域に層成す時間であれば、歪みは演奏家が暮らす日々。

2017-10-27

linedrawing2017-10-27

[] ライナーノーツ 12:37

Sweet Dreams Pressから発売されたオランダ美術家/音楽家 ダニエレ・ルメールさんのCDにライナーノーツを寄せました。

ルチア・パメラを先達として連綿と続く、乙女語りの創想力。衣装に楽器玩具、オーナメントに書き割りで一杯のクローゼット奥に開く入口。

来日に際しての発売されたのですが…おっと、しまった、ここでの広報を忘れていた。

再びの来邦も約束してくれたので、またの機会のガイドともしてもらえたら。

RaincoatsやY PantsばかりかAnne Gillis、Mauve Sideshow好きにも。

いやいっそ、森茉莉を枕頭の書としている人や、ケリー・リンクの短編集だったりスーザン・ピットのフィルムを拠り所としている人にこそ試してもらいたい。

http://www.sweetdreamspress.com/2017/09/danielle-lemaire-best-of-danielle.html