ja, konrad !

2017-07-23

linedrawing2017-07-23

[] 展示案内 21:50

僕の『余白のための試論』は、期待していたのに中身が入っていなかった菓子折り/その期待ゆえに中身に気付かなかった菓子折り…を意識して作りました。

書物にも往々にしてあることと考えつつ。

きっとそれぞれがそれぞれに思惑封じた箱が居並ぶ展覧会。

神戸に近くあれば、どうぞお立ち寄りください。

2017年7月15日(土) – 23日(日)

【百窓の半分-ジョセフ・コーネルへのオマージュ】展 at 神戸ギャラリーAo

12:00 – 18:00(最終日17時迄・木曜定休)

入場無料

https://www.facebook.com/events/328894000877825/

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ギャラリーAo

神戸市中央区山本通5丁目1-8(相楽園北門向)

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★生涯旅することなく、郵便藝術に憧れたアメリカ人作家コーネル(1903-72)は、様々な形、素材、大きさの箱を使いユニークなコラージュ作品を作りました

★百窓文庫とコリノズは、自由コーネルへのオマージュ作品を、神戸から国内外に広く募って、それぞれ一冊の本として展示する試みの国際公募展を開催致します

★どうぞ遊びにいらしてください

★和綴じや折り箱になる豆本カタログの制作

★五十人の参加作品のイメージ写真をインスタグラム上に掲載@hundredswing @corenoz

2017-07-21

linedrawing2017-07-21

[] イベント案内 19:23

21日は、sorto&nodoによる音のご馳走に、箸休めとばかり幕間に選曲します。

夏の食事に箸休めとくれば…冬瓜でしょうか。

冬瓜のような味わい目指して、試し試し曲を並べています。

2017年7月21日(金)

【sorto&nodo 最新作”彩雲”リリースライブ】at 六本木スーパー・デラックス

live. sorto&nodo

http://radiiludi1999.wixsite.com/sorto-and-nodo

guest. No.9

http://www.nano-graph.com/no9/

front act. Neuto PSYDRIVE

http://north69mountain.wixsite.com/neuto-psydrive

front act. SOUNDAHOLIC

https://www.soundaholic.com/

dj. 小川敦生

open. 19:00

charge. 2000円+1 drink order(予約) / 3000円+1 drink order(当日)

https://www.super-deluxe.com/room/4310/

super deluxeからの予約には、2015年の煩悩108リリースでのshort DVDをpresent。

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スーパー・デラックス

東京都港区西麻布3-1-25 B1F

tel. 03-5412-0515

https://www.super-deluxe.com/

2017-06-05

linedrawing2017-06-05

[] イベント案内 18:27

急なお声掛かりに、なんとも良い響きの名を持つイベントへDJとして参加します。

盆栽ジャングルに夏の湿った風を送るつもりの選曲で臨みますゆえ、些か早い暑気払いと洒落込んでもらえましたら。

2017年6月5日(月)

【御座敷ジャングル】at 32016

live. RADIOS (HOL-ON + Spiritjack)

dj. Krasnoyarsk Krai、門松弘樹、YOSHIBA SHINJI、小川敦生

start. 19:00

1000円/1d

https://www.facebook.com/events/1578103725595287/

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32016

世田谷区世田谷区三軒茶屋2-14-12三元ビル5F

https://www.facebook.com/32016-231685776862889/

2017-05-18

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[] ジョン・ブラックバーン『小人たちがこわいので』(創元推理文庫) 23:16

ナチス残党の影が見え隠れする工場が元凶と疑わしき、北アイルランドのとある河口汚染。

相談受けたノーベル賞医学者は、別荘の地主でもある工場親会社の航空機メーカー社長と面識があること、また奇妙な状況下で我が子を失ったことに思い悩まされながら、ウェールズにある別荘へと向かう。

そこは、呪わしき小人の伝承が未だ根強く残る土地であった…。

筋を詳述すればするほど強くなるB級臭には困るが、実のところ、自分で梗概書き出してみるまでは気にもしなかった。

圧倒的脅威に対するは、科学の心を持った主人公と向こう見ずなヒロイン、保護者めく頼れる協力者…時代掛かってはいても心躍らない訳がない冒険小説黄金律に則っているからかもしれない。

モダンホラーの原点」という惹句が付されていたことすら忘れていた。

ただ、ホラーでは括れないだろうとは思うものの、こわいものは確かにある。

これは一回性のアイデアではなく著者の思考に通底する気がしないでもないのだけど…人の為すことは善悪の別なく全て関連付けられるがために、ある種の円環から逃れることは出来ない。

非道が良心の種を蒔き、善行が悪意を育てることにもなりかねない。

言ってしまえば、同じテーブル上にある科学では勝てない…世界を土台から引っ繰り返す他手はないのだから。

それにしても、全てを結び付けることが出来るにしたって、飛行機のジェット音から始まる連関など普通思い浮かぶものだろうか。

B級では到底片付けられないかたちに編まれた点と線が他の著作ではどう結ばれているのか、しばらくは書架を探り続けることになりそうだ。

2017-04-20

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[] トマス・フラナガン『アデスタを吹く冷たい風』(ハヤカワ文庫) 00:31

テナント少佐を主人公とした連作を中心に編まれたミステリ短篇集。

舞台は何時終わるとも知れぬ戒厳令下にある架空の軍事独裁国家。

しかも体制側に身を置く主人公というのは、どこかグラックの『シルトの岸辺』の不条理な設定を想わす。

状況に呑まれない姿こそ決定的に違うのだけれど。

複雑な構造露わにする現実に対して、謎を支点に、あくまで自身信じる「正義」を展開していくテナント

文章からストイックなまでに感情表現の殆どが削がれているからか、唐突に、虚を突くようにその想いが胸を打つ。

著者の誘導はあるにせよ、真実が徐々に露わになる記述を追う中で登場人物各々の想いを得るというのは、体験に近い。

その小説の作法にも胸打たれる。

他にシリーズ外のブラックユーモア強い2篇に、歴史ミステリが1篇。

この歴史ミステリ…歴史の大勢に些事のなにもかもが呑み込まれる短篇が作家のデビューに置かれることで、テナント・シリーズは返歌とも映る。

目に見えず、記憶に残らない些事こそが抗う手立てなのだと。




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