Xウィンドウマネージャをとっかえひっかえしてみる

その後、Xのウィンドウマネージャについて http://penguin.tantin.jp/mori/category/X%20window/%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%A6%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC.html とかを参考に、いろいろ試してみることにした。

UtubtuというかDebian系は、複数のウィンドウマネージャをインストールしておいて、

$ sudo update-alternatives --config x-window-manager

とやれば簡単に切り替えられる。

取りあえず、パッケージをインストールしたまま何も設定しない場合での、メモリ使用量、GUIの有無、ウィンドウ配置機能について比較した。それぞれ短時間使っての比較なので間違いがあるかもしれない。

ウィンドウマネージャ メモリ使用量 GUI ウィンドウ配置
amiwm フローティング
awesome × タイル型
blackbox フローティング
dwm × タイル型
enlightment フローティング
evilwm × フローティング
fluxbox フローティング
flwm フローティング
fvwm2 フローティング
gnome フローティング
jwm フローティング
kde フローティング
lwm × フローティング
metacity × フローティング
olwm フローティング
openbox フローティング
qvwm フローティング
ratpoison × タイル型
sawfish × フローティング
stumpwm × タイル型
twm フローティング
wmii2 × タイル型
xfce4 フローティング

GNOMEKDEは飛び抜けてメモリ使用量が多い。そもそも他のウィンドウマネージャーと比較するのは公平ではない。これらは統合デスクトップ環境なのだ。シンプルに起動すること自体が難しい(いろいろ勝手に付いてきちゃう)。

それ以外のものはシンプルに起動することができ、その場合のメモリ使用量はたいして違いはない。わずかにstumpwm、wmii2、xfce4のメモリ使用量が多かった。使い込んでチューニングを進めた場合は逆転したり多少差が開いてくることがあるとは思うが。

結論としては、取りあえずメモリを節約するためには、GNOMEKDEさえ避けておけば良いということ。

使い勝手については短期間の試用では判断が難しい。

GNOMEKDEに慣れていて、なるべく使用感を変えずにということであれば、enlightment、fluxbox、qvwm、xfce4などが候補となる。

フローティング型ではウィンドウ配置にいらいらすると言う人ならタイル型が合っているかもしれない。しかし、使い始めの敷居は高い。タイル型についてはこのあたり http://sourceforge.jp/projects/tilingwm/wiki/FrontPage が詳しい。

キーボードからで何でも操作したいという人はevilwmやその派生のsevilwmのようなものが良いかもしれない。