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lionusの日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2013-10-16

[]機械との競争(指数関数的に速度を増すコンピュータ。) 機械との競争(指数関数的に速度を増すコンピュータ。)を含むブックマーク

機械との競争

機械との競争

コンピュータの能力が指数関数的に向上し、パターン認識など、従来人間は簡単にできるけれど、コンピュータには苦手だと思われていたタスクも”力技(あくまでもlionus的なイメージ;複雑なタスクを大量の計算で押し切るという感じ)”でこなせるようになりつつある結果、人間がコンピュータに仕事を奪われる状況が起こっている(起こりつつある)という主張の本です。
以前読んだ『コンピュータが仕事を奪う』と、内容・方向性はよく似ていると思うのですが、本書ではコンピュータに置き換えられにくいのは(比較的高度な)問題解決能力や創造性を要する仕事だけでなく、実は肉体労働の分野(本書で挙げられているのは配管工や看護士)も含まれるという点が新鮮でした。
なぜ肉体労働もかというと、人型ロボットの運動機能はまだまだお粗末だし、肉体労働にはパターン認識能力や問題解決能力、コミュニケーション能力要求されるシーンが沢山含まれているからだそうです。
そーだよな〜介護ロボットのニーズが!とか言われているけれど、こないだTVで見たやつは、人間の介護士を補助するロボットだったからな〜と、目からウロコでした(もちろん、その時紹介されていたのは役に立つだろうと思えるものでしたが)。
体を使う仕事は、現状(+近未来)では不器用なくせに高価なロボットよりも、まだ人間の方がずっとコスパが高いということです。
また、本書が『コンピュータが仕事を奪う』と違うのは、テクノロジーの発展がもたらす未来に対して結果的には楽観的でかつ、じゃあ”アカルイミライ”のためにはどうすればよいのかという19の提言をしていることです。この提言アメリカ対象のものなのですが、日本のものとして出されても全く違和感のないもので、読んでいて驚きました。
雇用流動性を増すこととか、アメリカは日本よりもはるかに実現度が高いのに、それでもさらに必要であるとは、等々です。
”風通しのよさ”を追求することがアメリカの強さの源泉なのかもしれません。

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