元長柾木ファンブック『WORLD SHIFTER』C88にて頒布します

準備号から数えると丸二年、ズルズルと延ばし続けていましたがなんとか完成しました。お待たせしてすみません。
コミックマーケット88 8/16(3日目) 東ポ-02a「Lost in the Frontline」にて元長柾木ファンブック『WORLD SHIFTER』を頒布いたします。

以下内容紹介です。

『WORLD SHIFTER』内容紹介

巻頭 うつろあくたロングインタビュー『美しいものを描くために』

なぜ元長柾木のファンブックでうつろあくたのインタビュー?とお思いの方もいらっしゃるでしょう。しかし、お互いがお互いの企画にシナリオライターと参加し、長年一緒に作品を作ってきた盟友でもあるお二人です。元長さんのインタビューは数あれど、うつろさんのインタビューはそうそう無いということもあり、今回お話をお聞きしてきました。ご本人のこれまでの作品についてじっくり伺いつつ、otherwiseのお話なども載っております。15000字超の大ボリュームにてお送りします。

わたしのすきなもとながまさき

元長柾木についての解釈は様々です。ということは氏の作品に感じている魅力も人によってバラバラなのでは?ということで、元長作品をプレイしている方々に魅力を語っていただきました。
リアルタイムでの長年のファンから若い世代まで、幅広くお話を伺っています。
執筆陣はこちら(敬称略)。

評論

引用を中心とした内容ですが、元長柾木を読む上で押さえておきたいと思ったことを形にできたのではないかと。

「“圧倒的な現実”と“人間”が作り出す楽園」
2011年8月12日にtheoriaより発行された『恋愛ゲーム総合論集』に収録された『猫撫ディストーション』の評論原稿の再録です。柚のお話。

『コズミック・リアリズム・オンリーワン』
元長柾木におけるセカイ系定義の解説。この本の入稿直後にセカイ系についてズバッとツイートされていて、もう少し早く読めていればと涙目。

『現実を変容させる認識 −元長柾木総論−』
元長における美少女ゲームとは、「人類史というパースペクティヴにおいて美少女ゲームを定位する作業」とは何だったのか、その後描く“超越的なもの”とは、といった話を手短に。

巻末付録 元長柾木全仕事リスト完璧版

本来はこれを冊子として纏めるためにファンブックを企画したようなものなのです。自らのコレクションを元に、媒体、作品ごとに全ての仕事を網羅したデータ集となったのではないかと思います。