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lithosの日記

2013-12-09

ペルー・ボリビア旅行三日目

今日は朝早い列車に乗ってクスコからマチュピチュに行く。

5時半にペドロが迎えに来ることになっていたが、来ない。20分待っても来ないので、列車に遅れたくないためタクシーを呼ぼうとしたその時、彼は来た。

「ちょっと遅いよ」と言うと、機嫌悪くなり「誰が5時半と言いましたか? 私のように団体のツアーの仕事している人はやることがいろいろあるということをスケジュールを書いた人はわかっていないですよ」とか言い出した。もっと早い時間の仕事なんてあるわけないでしょ。自分も昨日「はい、五時半です」とか言ってたじゃないか。この三日でよくわかったが、20分遅れるのは単なる彼の習性なのだ。

駅に向かう途中、なんとなく「結婚はしてんの?」と聞くと、さらに機嫌が悪くなった。彼は40でチョンガーなのだ。

「結婚?なんでしますか。女の人たいへん。お金かかる。私は自分が好きなのことたくさんあるから、忙しいです。休みの日はいい音楽聞く、サッカー見る、映画も観る....女の人につきあってあれしたい、これ買いたいとか、なぜしなくちゃいけないですか?」「私女の人知りあうと、仕事してますか、いくら稼いでますか、ずっと働きますか聞くんです。きれいで仕事してて自分で稼ぐ人なら結婚してもいいです。」

ということらしい。妙に丁寧な日本語で話すが、彼ははすごく癖の強いやつなのだということがだんだんわかってきた。

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マチュピチュ行きの列車は高級、中級、並と三種あり、並も悪くはないのだが、行きは天井にも窓があるビスタ・ドームというやつにしてみた。簡単な朝食が出る。ボックス席で向かいにイラン人女性とアメリカ人男性の初老のカップル、隣にトルヒーヨ出身で英語もうまいペルー人が。イラン人女性は木の実ナナのような感じで随分活発な感じだ。若いときハイヒールでマチュピチュに行ったことがあると笑いながら話す。

ベトナムに行ってみたい、日本にいくのはいつのシーズンがいいのか、などいろいろ彼女が話す横で晩年のヘミングウェイのような白いヒゲをたくわえた柔和な感じの夫が静かに相づちなど打っていたのだが、私が自分は非常に病的な高所恐怖症なので、ワイナピチュというマチュピチュを見下ろす急峻な山を登るのが怖いと言うと、急に目つきが変わり、「それは大変だな。我々は今日登るが、降りてきて会ったらどんな感じだったか報告しよう」と、なんだか嬉しそうに言うのだった。

実際彼らが降りてきた後マチュピチュで何度か会ったが、繰り返し「すごく急だった。君にはかなり怖いかもしれんな。しかも滑るんだよねぇ。君の靴は大丈夫かな」など、微笑みながら明らかに人をびびらせようとしてくる。見かけは柔和だが、そうとう意地が悪い。

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この日は朝から雨だったが、残念ながらマチュピチュに着いても雨で、セブンイレブンで買った使い捨て雨合羽を着てカメラバッグにビニールシートをクリップでとめがけして歩く。霧が濃く周囲の山もよく見えなかったが、2時頃から日が差し始め、夕方近くはすごくいい光が遺跡にあたっていた。

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絶壁に作られたインカ道に一部切れ目が入っていて、外敵が侵入してきたら落とすための掛け橋がある。これが見られる場所までの道もかなり怖いと聞いていたが、せっかくなので見に行くことにした。見下ろすと谷底まで大変な距離なのだが、ここはあまり怖い思いをせずに帰ってこれた。

ああ、何かのはずみで高所恐怖症が治りますように。

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遺跡には耳にタグをつけられた、街ネコならぬ「遺跡リャマ」がいる。

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明日も6時のバスに乗るので5時半起きだ。