NPO法人リトルターン・プロジェクト

東京都大田区昭和島にある都下水道局森ヶ崎水再生センター施設屋上に、東京都、大田区、NPO法人リトルターン・プロジェクトの3者協同で整備している人工営巣地でコアジサシ保護活動を行っています。活動の様子などをご覧ください。記事上の画像、図式などの無断使用をお断りします。

リトルターン・プロジェクトのデコイ記念日

4月29日(日)
森ヶ崎水再生センター屋上営巣地にデコイ1,062体を設置しました。
コアジサシ誘致音声再生用スピーカーも設置しコアジサシの声を流し始めました。
ボランティアさん19名、デコイ補修でお世話になっているかしわ環境ステーション関係者17名、リトルターン・プロジェクトスタッフ9名、計45名参加で作業を行いました。

集合後屋上営巣地にあがり代表からリトルターン・プロジェクトについて、森ヶ崎屋上営巣地について、コアジサシについて、デコイについてなど簡単にご説明

営巣地内に実際に入ってデコイの設置の仕方などご説明をした後で、
6班に分かれて作業開始

デコイを一輪車に載せて設置場所へ出発

1月2日に我孫子香取神社デコイイベントを開いてくださったオキクルミさんが作られたデコイをもって特別参加してくださいました。
お持ちいただいたデコイの台座にウッドステインを塗っていただきました。


屋上営巣地の6か所の指定区画内に設置していただきました。

日本野鳥の会愛知県支部様から無償貸与していただいたバイオプラスティック製量産型デコイ


愛知県支部のN實さま、皆さまありがとうございました。
昨年までの過酷な屋上での使命を終えて引退をしたデコイを塚に埋納しました。


作業を終えてご参加の皆さまとご一緒に

合言葉は「コ・ア・ジ・サ・シィー」
これでコアジサシを迎える準備はすべて終了です。
ご協力いただきましたすべての皆さまに感謝申し上げます。
保護整備部会

第1回営巣調査講習会

4/29、デコイ設置に続き、午後からは営巣調査講習会を行いました。

受講者は合計24名でした。14才(たぶんこれまでで最年少参加者)から70代まで、たくさんの方に参加していただきました。ありがとうございました。

まずは調査マニュアルを配り、調査の目的、コアジサシへの配慮事項などを説明した後、目の前の営巣地をみながら調査方法の説明を行いました。


説明の合間には、コアジサシの生態や、シロチドリ、コチドリの卵との識別点などの話もしました。
そんな講習をしている裏では、LTPスタッフが調査実習のためにウズラ卵を営巣地に設置。


休憩を挟んで、ウズラ卵をコアジサシ卵に見立てた調査実習です。横一列に並んで歩き、地面の卵を探します。とにかく、まずは卵を踏まない様に!


実習中に、なんと本物のコチドリの巣を発見してしまいました。


実習では無事に全てのウズラ卵を踏まずに見つけることができました。
最後に、まとめ、FAネットワークからバードンのお知らせ、LTP参加イベントのお知らせなどをして、終了しました。

みなさま、お疲れ様でした!


営巣地上空ではまだ数は少ないですが、餌を持って飛翔するコアジサシが頻繁にみられました。


第2回営巣調査講習会は5月13日(日)10:00〜12:30です。
申し込み方法などはこちら
http://d.hatena.ne.jp/littletern/20180322/1521688647

よろしくお願いいたします。

調査研究部会