mDNSResponder.exeとFNPLicensingService.exe

CS3アイコン

ついにAdobe CS3が発売されたわけだけど、インストール後に気になったプロセスがあった。

それが mDNSResponder.exeFNPLicensingService.exe

それぞれ何なのか気になったのでメモエントリ。

mDNSResponder.exe
これはAppleのBounjourというサービスのプロセスで、設定不要のネットワークを構成するというもの。
iTunesのときから導入されているようですが、僕の環境では今まではありませんでした。
共有ライブラリを検索するときに使用するのかな?
http://www.apple.com/jp/ftp-info/reference/bonjourforwindows.html

Bonjour」について
Bonjour」は、ゼロコンフィギュレーション・ネットワークとも呼ばれていますが、IP ネットワーク上のコンピュータ、デバイス、およびサービスを自動的に検出するサービスです。「Bonjour」では、業界標準の IP プロトコルが使用されているので、IP アドレスを入力したり DNS サーバを設定しなくても、デバイスが相互に自動的に検出されます。

Bonjour」はネットワークプロトコルの 1 つで、UDP ポート 5353 上でネットワークパケットを送受信します。ファイアウォールを有効にしている場合は、「Bonjour」が正しく動作するように UDP ポート 5353 が開いていることを確認する必要があります。一部のファイアウォールは、Bonjour パケットの一部だけを拒否するように設定されていることがあります。「Bonjour」の動作が不安定な場合には、ファイアウォールの設定を確認して、「Bonjour」が例外リストに登録されていて受信接続を受け入れるように設定されていることを確認する必要があります。「Bonjour」を Windows XP Service Pack 2 以降にインストールする場合は、Windows ファイアウォールは「Bonjour」によって適切に設定されます。


CS3シリーズは、Adobe Version Cueがこれを使用するようです。
VersionCueを使用しないのであればプロセスを殺しても問題はないと思います。

<追記>
6月20日Adobeのサポートに情報が掲載されました。
役割と正式なアンインストール方法も載っていますので是非ご覧下さい。


FNPLicensingService.exe
Acrobat8をインストールしてついてきた模様。
名前の通りライセンスサービスに関して動いているようで、これがないと動かないみたいです。
プロセスを殺しても、Acrobat8の起動時に自動的に起動します。

サービスとして動いているので、無効にするには
管理ツールのサービス(指定して実行から「services.msc」)から、FLEXnet Licensing Serviceを選んで停止。
スタートアップの種類を無効にすると起動しなくなります。

<追記>
FLEXnet Licensing ServiceはAdobeCS3製品全般のライセンシングにも使われているようです。
サービスを完全に停止してしまうと、以下のようなエラーメッセージを表示して製品が起動しなくなります。

「この製品のライセンシングが動作していません。現在この製品を利用できません。アンインストール後再インストールするか、システム管理者またはアドビカスタマーサポートに連絡してください。」
「"AMT Subsystem Failure / The licensing subsystem has failed catastrophically. You must reinstall or call customer support."
(AMT Subsystem の失敗 / ライセンシングのサブシステムが失敗しました。再インストールするか、またはカスタマーサポートにお問い合わせください。)」

なのでCS3製品を使用する場合は停止しない方が良いようです。