LocoMoco LIFE

シエナウインドオーケストラ クラリネット奏者 飯島泉のブログ

研究発表会

昨日はお弟子さんたちの『第28回クラリネット研究発表会』でした。
場所は、横浜にある響きの良い『杉田劇場』。

マチュアの方から、音大受験生、音大生、音大卒業生、フリーランスのプロとして活動している方々までが出演し、ゲネプロから本番まで調整が続きます。

今回もまた、M子さんのお弟子さんたちにも出演していただきました。
お互いの演奏を聴き刺激し合い高め合っていけることは貴重な経験。
半年ぶりに聴くM子さんのお弟子さんたちが成長している姿も嬉しく、指導者としてM子さんと情報交換したり、教えられることも多くアタシにとっても貴重な経験です。
プログラムは、Nちゃんのお父様が作ってくださいました!
28回目の今回が一番立派〜★
アリガトウゴザイマシタm(_ _)m。

プログラムには、出演者それぞれが調べ研究し、どのように演奏したいのかなど自筆した『曲目解説』のページがあります。
作曲家のことやその曲がどのような背景で作曲されたのか知り理解するのは大切なこと。
どのような部分を大切に演奏したいのか、この曲目解説で見えるわけです。
同じ曲を解説しても、その子によって理解が異なりまた面白い。
だから、発表会のタイトルは『研究発表会』。

アタシは、ステージではなるべく『正装』させます。
クラシック音楽は元はヨーロッパの文化であるし、いずれは『正装』しステージに上がるわけで、その時に初めて長いドレスを着てハイヒールを履いて歩くのは大変ですもの、笑。
そして、ステージ上での『マナー』も同時に勉強してもらいます。
男性、女性、ステージ上でのマナーも異なりますし、お客様を不愉快にさせることなく、音楽を楽しんでいただく雰囲気をつくるのも演奏家にとって大切なことだと考えるからです。

一人一人の演奏を聴きながら、その子がクラリネットを始めたばかりの小さな可愛い頃を思い出したりします。
レッスンの度に泣いて帰ったこと。
受験の頃に一緒に悩み、抱き合って合格を喜んだこと。
会場にいらっしゃった親御さん達とも、再会を喜び、成長を喜び合います。
毎回の研究発表会の度に、その成長が嬉しくてなりません。
アタシにとっては、どの子も可愛く、かけがえのない子供同然のお弟子さん。

『失敗は成功のもと』
本番中のたくさんの失敗から、次へのステップが見えてくるはず。
むしろ、失敗しなければ学べないことも多くあると思うのです。
プロになってからでは失敗は許されません。
こんな機会を有効に使っていただき、課題点をはっきりと明確にし、それぞれの音楽を突き詰めていってもらいたいなと願っています。
音楽の成長と、精神的な成長と、同時に成長していけるように。
また一緒に前進していこう*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*


追伸
Nちゃん、SPECIAL THANKS ★★★