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バッタもん日記

2013-06-19

「奇跡のリンゴ」という幻想 −印象操作−

1.はじめに

引き続き、「奇跡のリンゴ」に対する批判です。
前回述べた通り、木村氏は数字を挙げて実証することに対して消極的な人物です。そして、宣伝に余念がない人物でもあります。実証性に欠ける人物が宣伝を行えばどうなるか。「印象操作」になるのは当然の結果です。事実、木村氏の主張は印象操作にあふれています。
ここで、今回の記事における「印象操作」という言葉の使い方を念のために説明しておきます。「お前のこの記事そのものが木村氏に対する印象操作ではないか」との批判を事前に封じるためです。
私はこの「印象操作」という言葉を、「客観的な根拠を示さずに自己を称賛する、あるいは自己と競合するものを批判することで、第三者に自己に有利な印象を抱くよう誘導する」という意味で用います。


2.検証

今回の検証のために用いた書籍は、「百姓が地球を救う 安全安心な食へ“農業ルネサンス”(東邦出版)」です。この書籍は、タイトルが示す通り木村氏の思想や信念が強く表れており、「奇跡のリンゴ」という物語の根幹を明確に示しています。ただし、内容は農学的にはほとんど価値がないので、お勧めしません。

(1)妻が体調を崩したのは農薬のせい?
木村氏は無農薬栽培を始めたきっかけを、「妻が農薬により体調を崩したためだ」と常に述べています。私はこれは印象操作だと思っています。なぜならば、木村氏はこの書籍の中で、

農協から配られるマニュアルなど横に置いておいて、希釈率は2割増し、3割増しが日常茶飯事。水500リットルに石灰ボルドー500ミリリットル入れるところを、1000ミリリットル入れたりと、倍以上に濃くすることもしょっちゅうでした。
「どうせ撒くなら、強くした方がいいよね」
とものすごく強度なムードで撒いていました。(P35)

と述べています。何のことはない、農協の指導を守らず、農薬を使い過ぎていたのです。これでは、「妻が体調を崩したのは農薬のせいだ」とは言えなくなります。木村氏が農協の指導に従って規定通り正しく農薬を使用していたら、妻は体調を崩さなかったかも知れません。後付けの結果論に過ぎませんが。
自分の過失を認めず、農薬が危険だという印象を植え付けようとするのは誠実な態度とは言えません。

(2)昔の農薬が危険だから現在の農薬も危険?
農薬が危険だと読者に思わせるための誘導は他にもあります。

パラチオンは「とにかく虫を殺してやる!」という強力な殺虫剤です。農家の人の健康など考えていません。もちろん、リンゴのことや、それを購入して食べてくださる消費者への心遣いなどゼロです。口に入ったらすぐに医者にかからなければならないほどの威力でした。
なんらかの悲しい理由で農家が自殺するときは、パラチオンを飲みます。100ミリリットルとか500ミリリットルの茶褐色のビンが、いかにも猛毒と言う雰囲気を醸し出しています。ひと煽りすると、窒息死します。(P33)

この説明の重大な問題点は、パラチオンは40年以上も前に日本で使用が禁止されている農薬だということです。つまりは、過去の遺物です。
参考:パラチオン及びパラチオンメチルの概要について(内閣府食品安全委員会)
現在の農薬は過去の農薬とは比較にならないほど危険性が低下しています。科学ジャーナリスト松永和紀氏の書籍、「踊る食の安全 農薬から見える日本の食卓(家の光協会)」から引用します。

化学物質は「毒物及び劇物取締法」により、毒性の強い順に特定毒物、毒物、劇物、普通物に分けられています。農薬における毒物や劇物などの割合を見てみると、50年代には特定毒物が3割近くに上ったり、毒物が3割を超えたりしています。しかし、60年代には特定毒物、毒物共に一気に減少します。劇物も年を追うごとに減り、その一方で普通物の割合が上昇。2003年には普通物が79.6%、劇物19.5%、毒物は0.9%に、特定毒物はゼロになっています。(P39)

農薬が危険だと言いたいのならば、現在の農薬について述べなければ意味がありません。遠い昔に使用禁止になった危険な農薬を引き合いに出して「農薬は危険だ」と強弁するのは公正ではありません。もちろん、パラチオンが現在では使用禁止であることなどこの書籍では述べられていません。
茶褐色のビンが毒々しいというのも印象操作です。光による変性を防ぐために、薬品を茶褐色のビンで保存するのはごく当然のことです。毒物に限りません。この論法が成立するならば、エビオス錠強力わかもとも茶褐色のビンに入っているので危険だということになってしまいます。

(3)この世の悪は全て農薬肥料のせい?
農薬肥料を使わない自分の農法を宣伝するために、農薬肥料が諸悪の根源であるかのように強弁しています。

2011年8月に厚生労働省が、「日本人の2人に1人がなんらかのアレルギー性疾患を持っている」と発表しました。化学物質過敏症の人も急激に増えています。これまで変わらずに信じられてきた、農薬肥料だらけの農業と決して無関係ではないと思います。(P15)

食べ物が大きな原因のひとつといわれる糖尿病アレルギー、ガンなどの病気になる恐れが少なくなるでしょう。(P25)

自然栽培で育った自然治癒力を持ったリンゴや野菜、おコメが、人間の治癒力に好影響を与えることは、論理的に十分考えられます。
日本ではガンによる死者が年々増えています。これだけ医学が進歩しているにもかかわらず、です。なぜなのでしょうか。
一方、アフリカなど発展途上国にガン患者が少ないという話はよく聞きます。つくづく考えてしまいます。農薬肥料を使わない、自然界に自生しているものを食べている国の人たちのほうが、本当は豊かな食を得ているのではないか……。(P79-80)

正確なデータがあるわけではありませんが、すぐにカッとなる、キレやすい、角のある人間が多くなったのは、そういう栽培引用者注肥料を用いる栽培方式)で作られた食材が大きく影響しているのではないかなぁと思っています。(P133)

一般栽培や、多くの有機栽培で作られた野菜、おコメ、果物は、腐ります。腐敗です。
一方、自然栽培で作ると、腐らずに発酵したり、枯れてしぼみます。(P166)

生活環境の悪化とともに、日本人の体質がおかしくなってきているのは、間違いないでしょう。
環境悪化の原因のひとつとして、肥料農薬を使う一般栽培による汚染が考えられます。
また、体調変化の原因のひとつが食べ物であることも、疑う余地がないと思います。(P172)

日本だけではなくて世界的な現象ですが、この異常気象の一因である肥料農薬除草剤などの農業資材を自然栽培は使いません。(P201-202)

当然ながら、これらの主張の根拠は全く示されていません。酷過ぎるのでコメントは控えます。
何でもかんでも農薬肥料のせいにできるのならば、我々はもっと気楽に生きられるでしょうね。


3.印象操作に頼る必要などないはず

私がなぜ木村氏を批判しているのかと言うと、あまりにもったいないからです。私は木村氏の主張や技術には何の価値もないとは決して思っていません。
今回引用した書籍のタイトルに明らかなように、木村氏は世界の農業を変えたいという壮大な理想を有しています。また、理想の農業を実現するために、多大な努力を行っています。データが提示されていないのではっきりしたことはわかりませんが、農薬肥料といった農業資材の投入を極力減らした下での栽培技術を有しています。変てこな技術を語ることもありますが。

もし木村氏が「無農薬・無肥料」に執着せず、「減農薬・減肥料」という枠組みで農業を行えば、高い成果を上げている可能性があります(あくまで可能性に過ぎませんが)。それこそ、世間に対して農作物の収穫量や品質を数字で誇示できるかも知れません。そうすれば、数多くの農業農学関係者の支持を得られているはずです。つまり、日本の農業を変えるとまではいかなくとも、日本の農業に貢献することも不可能ではないはずです。陳腐な感動物語や嘘臭いオカルト話、稚拙な印象操作に頼る必要などありません。
木村氏は現状では理想を実現できていません。世界の農業を変えるどころか、地元である青森県のリンゴ栽培ですら変えられていません。木村氏が日本の農業を変えること、日本の農業に貢献することは未来永劫ないと思います。あまりにももったいない話であると言わざるを得ません。

木村氏が姿勢を改め、日本の農業に貢献してくれる日が来ることを切に願います。
批判ばかりしていると人格破綻者だと思われるので、たまには前向きなことも書きます。



6/23 追記

肝心なことを書き忘れていました。
以前述べたように、「奇跡のリンゴ」の無農薬・無肥料」という宣伝文句こそが最大の印象操作ですね。優良誤認と言えます。
しかも、木村氏は酢が農薬取締法上は特定農薬に該当し、自分の農法が無農薬栽培とは言えないことを知っています。「自然栽培ひとすじに(創森社)」という書籍では、次のように述べています。

改正農薬取締法食酢が特定農薬に認定されたので、厳密にいうと私の農法は無農薬栽培とは表現できないようです(P19)

また、「すべては宇宙の采配(東邦出版)」という書籍では、酢が特定農薬として扱われることに関して、農薬取締法に対する不満を述べています(P142)。
自分の主張が法的に問題があることを知っていながら、公然と開き直るのは誠実な態度とは言えません。

「食の安全情報blog」の『食品表示から考える「奇跡のリンゴ」』という記事で解説されているように、食品の表示の問題は非常に複雑です。現状では、農産物の宣伝において「無農薬」との表現を用いることは法的に問題がありそうです。詳しくはこの記事およびその中で引用されている農水省の資料、「特別栽培農産物に係る表示ガイドラインQ&A」をご覧下さい。
例え本当に無農薬栽培であっても、「無農薬」とは宣伝できません。ましてや木村氏は特定農薬である酢や無登録農薬であるワサビ製剤を用いているのですから、「無農薬」と銘打つのはアンフェアな印象操作です。

赤の他人赤の他人 2013/06/20 12:09 すでに人格破綻者では?
私は映画に感動しました。それだけです。

人のことああだこうだ言ってる暇があれば、
ご自身を磨き農業に精進された方があなたのためだよ。
そんなに木村さんが憎いかね?あんたは、鬼になってるよ。
自分と向き合ってよ。軸がブレてるよ。

あなたみたいな人は、世の中にごまんといる。

青の他人青の他人 2013/06/21 19:52 さっそく関係者が湧いててワロタ

緑の他人緑の他人 2013/06/21 20:12 >私は映画に感動しました。それだけです。

思考停止してるわけですね。分かります。

虹色の他人虹色の他人 2013/06/22 01:33 異常気象まで農薬が原因…

すごい…! 
さすがにここまでカルトな人の映画に感動できることが。

高丸高丸 2013/06/22 07:03 >赤の他人・自然派・モンサント・ふ〜さん
もう説得力ゼロ・・・
自分の意見が破たんしている事に気づいたとしか思えない反論ですねw
ちゃんとブログ主さんのコメントにここが違う、って言えないあたりがただの火病じゃないですか。
申し訳ないけど、ここに書き込んでる意見を見てると
自然農法に対して
懐疑派〜論理的・当事者・実話
賛成派〜感情的・聞き取り・希望
説得力の差が明らかなのですが。
もう少し議論ができる材料をそろえてお話をしないと、ますます自然農法が胡散臭いと思われるだけでは?

>緑の他人さん
思考停止すると火病るしか無いわけでw

なべさんなべさん 2013/06/23 23:05 こんばんは、2010年にハーバード大学で発表されている有機リン系農薬(私にはなんであるかわかりませんが)と発達性障害の因果関係はどのように思われますか?

高丸高丸 2013/06/24 05:49 有機リン系農薬は風評被害も含め印象が悪いので最近は使用も販売も減ってますが、発達性障害は増加の一途です。因果関係を証明するのは難しいかと。
研究のきっかけとなる20年前の湾岸戦争当初ともかなり時代は変わっていますし、どうなのでしょうね。

仕置人仕置人 2013/06/25 22:13 農水省や公取に是正を求めてはいかがでしょう?
明らかな不正表示を放置しておくわけにはいきません。

地学屋地学屋 2013/06/27 00:10 >高丸さん

すいません。以前「虹色の他人」とステハン(?)で書き込んだ者です。
前の人たちに合わせて書いただけでして…。本来使っているHNは上のものです。

有機リン系農薬が発達性障害の原因になるということですか?

しかしこの発達障害増加は医療化によるものという意見も多いのです。はっきり言ってしまえば過剰診断ですね。

高丸高丸 2013/06/27 09:49 >地学屋さん
えー、すいません判り辛い文章でしたね。
有機リンの風評被害が加速したのはご存知の松本サリン事件。
あれから「有機リン」というだけで「猛毒!」と過剰反応する人が増えたように思います。
生協や大手スーパーなども「有機リン」を使うなら御宅の生産物は購入しないよ、という所も増えました。
そういう視点から有機リンの国内使用は減少している、という流れです。
ところが、それにも拘わらず発達性障害の患者は毎年増加の一途であるという事実もあります。
言い換えれば
「有機リンは使われなくなってきているのに発達障害は増えている。これでは因果関係は無いと言わざるをえないのでは。」
と言いたかったわけで。
過剰診断っていうのもあるでしょうね。

若林若林 2013/06/29 22:05 規定を守らず農薬を使いすぎたから体調不良になった、というのであれば、逆に言えば農薬はやはり危険性をはらんでいる、という証明ではないでしょうか?自分は現代の農薬を手持ちの竿で散布した事がありますが、規定範囲内で希釈しても、具合が悪くなった事があります。

「厳密にいうと私の農法は無農薬栽培とは表現できないようです」の箇所は、むしろ潔く、わざわざ不利になる事まであえて書いた、と受け取る事はできないのでしょうか。
酢やワサビのような自然由来のものと、ボルドー液のような化学薬品は、法の上では同じ農薬扱いでも、より安全なのがどちらかは明らかです。酢やワサビが農薬指定されている事自体が間違っている、とも言えます。木村氏はその意味も込めて「無農薬」と言っていると思います。

木村氏は、ひとつの方向を示した点に功績があります。普通に考えれば、仰るとおり木村氏が一人で理想を全て達成する事は難しいでしょう。ただし、後に続く人達がその理念を受け継ぐ事は可能です。「完璧な正しさ」を木村氏ひとりに求めるのは不可能であり、また酷な話です。隅をつつけば不完全なところもありますが、成し遂げた事全体を素直に認めて差し上げてもよろしいのではないでしょうか。

また「見えないものを見る力」文庫版P115では、「(農薬の)ありがたさは身にしみてわかっています」と木村氏は述べています。現状では、木村氏も農薬の使用に理解を示している事も、ご理解いただきたいと思います。印象操作とおっしゃいますが、物事を伝えるためには強く表現する事も必要になります。

なお、木村氏はデータを示していないわけではありません。一例として、同「見えないものを見る力」P116に、「窒素肥料は撒いたぶんの10〜15%しか作物に吸収されず、50%は大気にガス化して飛散する」という説明を書かれています。これも、客観的なデータではなく「印象操作」なのでしょうか?

大変長いコメントになった事をお詫びします。こちらに何度も異論を書き込みに来るようなつもりはありません。ただ、木村氏に関して調べていたらこのブログが目にとまり、木村氏の支持者としてひとこと述べたいと思った次第です。失礼いたします。

locust0138locust0138 2013/06/29 22:40 若林様

コメントありがとうございます。コメントの数が多いので原則返事はしませんが、あまりに残念なコメントなので返事を致します。

どのような薬品も使い方次第で無害にも有害にもなり得ます。使い方のルールを守らない人間に「農薬は危険だ」と訴える資格はありません。

「無農薬」と宣伝することは、農薬取締法にも食品衛生法にも抵触する恐れがあります。
あと、ワサビ製剤は製造販売元が「農薬ではない」と明言しています。

「むしろ潔く、わざわざ不利になる事まであえて書いた、と受け取る事はできないのでしょうか」
⇒私はこれを開き直りと受け取ります。貴方がそういう都合のいい解釈をするのは自由ですが。

『木村氏はその意味も込めて「無農薬」と言っていると思います』
⇒法律や科学の用語に我流の定義を持ち込むことは許されません。

「木村氏は、ひとつの方向を示した点に功績があります」
⇒「農薬や肥料の使い過ぎをやめよう、減らそう」という方針は今の農業の大原則です。木村氏が特別に提示したものではありません。

「隅をつつけば不完全なところもあります」
⇒農家でも農学者でもない私ですらこれだけ問題点を指摘できます。「隅をつつけば不完全」どころの話ではありません。

「成し遂げた事全体」
⇒木村氏はデータを出さないので何を成し遂げたのか明らかになっていません。何の業績もないとも言えます。

「素直に認めて差し上げてもよろしいのではないでしょうか」
⇒科学的な検証を受けた信頼に足りるデータを提示できれば全面的に認めます。

「農薬の使用に理解を示している」
⇒ならば根拠もなしに農薬を批判することをやめるべきです。

「物事を伝えるためには強く表現する事も必要になります」
⇒何の根拠もなしに放言することが「強く表現する事」ですか?

『これも、客観的なデータではなく「印象操作」なのでしょうか?』
⇒それは文献値であり、自分で測定したデータではありませんね。しかも、リンゴには直接関係がありません。私が求めているのは木村氏の農園のリンゴの収穫量や品質に関するデータです。それらのデータがなければ木村氏のリンゴ栽培技術を評価できません。データを提示せずに自らの技術を宣伝するのは明らかに「印象操作」です。


意見を表明することは大事です。またいつでもコメントをどうぞ。

高丸高丸 2013/06/30 15:29 >規定を守らず農薬を使いすぎたから体調不良になった、というのであれば、逆に言えば農薬はやはり危険性をはらんでいる、という証明ではないでしょうか?

明らかに、規定を守らないで使用した事が原因です。
塩だろうと醤油だろうと普通に口に入る物でも、とりすぎれば致死量になるものなんていくらでもあります。もっと言えば酸素だって猛毒です。
ところで酸素の危険性を主張する人が身の回りにいますか?私は見た事ないです。
どんな物でも規定を守らなければ危険なのは当たり前ですが、それをさも農薬だけが特別視されるのはおかしくないでしょうか。

>自分は現代の農薬を手持ちの竿で散布した事がありますが、規定範囲内で希釈しても、具合が悪くなった事があります。

??竿って何ですか?散布の際、手袋やマスクは着用しましたか?
正しい使い方をしてくださいね。

>「厳密にいうと私の農法は無農薬栽培とは表現できないようです」の箇所は、むしろ潔く、わざわざ不利になる事まであえて書いた、と受け取る事はできないのでしょうか。

なんで農薬を使う事が不利だとお考えなのですか。
こういう感覚が広がることが「印象操作」に陥った証拠ではないでしょうか。

>酢やワサビのような自然由来のものと、ボルドー液のような化学薬品は、法の上では同じ農薬扱いでも、より安全なのがどちらかは明らかです。

安全性の確認をしていない物がどうして安全であると言えるのでしょうか。
よく話題に出てくる「木酢」などは農薬で無いという理由で安全確認をしていませんが、毒性の高いタールを含んでいる事ははっきりしているのですが。
例えば「海水」ですが有機リン系殺虫剤スミチオン乳剤散布液を比較すると毒性は海水の方が上であるという医学上のデータも存在します。

>酢やワサビが農薬指定されている事自体が間違っている、とも言えます。木村氏はその意味も込めて「無農薬」と言っていると思います。

法律に対して間違っているといわれても、それは無法者の言い分になりますが・・・。

>木村氏は、ひとつの方向を示した点に功績があります。

locust0138さんもおっしゃっていますが、 木村さんの功績とするのはどうなんでしょうね。
メディアにのっかって、さらにそれにのっかって儲けてる書籍や映画があって、無農薬野菜の販売会社が尻馬に乗って・・・
農業とは関係のない所での功績は否定しませんが。

>後に続く人達がその理念を受け継ぐ事は可能です。

木村さんの信者は日本中にいますし、そういう意味では受け継がれているでしょう。
裁判沙汰になって、りんごの木を伐採させられている人もいらっしゃいますが。
正しい理念であれば、それは問題は無いでしょう。
個人で無農薬栽培に取り組む、それも大いに結構です。
ただ、「農業として」出荷する生産物には責任があります。
安全性はもちろんですが収穫量も含めてです。
周辺農家に病害虫をばらまき収穫量を減らさしめた「事実」はこのムードの中確実に広がっています。
私が支持しかねるのはそういう見地からです。

>「不完全なところ」「成し遂げた事」
locust0138さんに同意。

医薬品でも、自動車でも毎年多くの人が命に係わる事件・事故が起きていますが、
「使うのを減らした方がいい」とか「使うな」という声はまず聞いたことがありません。
直接使う物ともなると、そういう点には目を瞑るんでしょうね。
何が重要で何がそうでないのか、無くなったらどうなるのか。
無意識に判断をしているのでしょう。
食の安全だ何だとよく耳にしますが、しょせんその程度の感覚なんでしょうね。

リンゴ好きリンゴ好き 2013/07/23 11:45 なんなんだこの人。木村さんのリンゴ食べてみれば?
きっと美味しいかもよ!
俺らは農薬使ってるリンゴだって買って食ってるぞ。
美味いぞ。
結局、財布と相談して、その食品が自分の身体に摂取して大丈夫な度合いかどうかを考えて、消費者はバランス取って購入してるんだよ。
木村さんも悪くないし、農薬使う農家の人も悪くないよ。誰がいい悪いってことじゃない。

農薬を使わないリンゴと、農薬を使ってるリンゴがあって、どっちを買うかはその人それぞれの事情で考えて買ってる、でしょ?
俺らだって、中国産の安いニンニクと国産のニンニクとでは値段が違いすぎるから、きっと質が違うのは分かるし、食べても分かる。
でも、その日の財布事情や諸々によって買う方を決めてるぞ。今日は生でニンニク使うからやっぱり国産だなとか、あ〜お金無いから今日は中国産かーとか。

とにかく、もちょっとさ、特定の誰かを攻め立てるような個人的感情にまみれたのじゃなくて、気持ちよく知識を得られるような文章を書いてほしいよ。
俺はもう来ないけど、これから読むかもしれない人たちのためにさ。

moriimorii 2013/08/01 13:47 コメントを見ていて議論がかみ合わない理由は、木村さんは頑張っているんだからちょっとくらい許してやれよ、誰にも迷惑かけてないだろ。という温情的な意見だと思います。
一見、それらは正しいように思えますが、実際はその裏で黙っている名もなき農業の方が傷ついているのを知ろうともしていません。
今まで健康被害を気にしないでリンゴを安全に買えたのは、そういう名もない人たちの努力のたまものです。今更、無農薬・無肥料がいいとはおこがましいにもほどがあります。まず、そういう安全安心へのただ乗り精神に腹が立ちます。
次に木村さんが、無農薬・無肥料を主張する限り、それは違いますというのが正しい対応です。法で決められた農薬を使っているのだから、そうとしかいえないのです。(言わなければいいですが。)
微量だからいいじゃないか、特別においしいリンゴを作るのは彼しかできない、おまえはそういう人の努力を無駄にするのか、というならば、そう言った人の勝ちになってしまいます。
なんとなく無農薬でよければ、みんなやっています。それを厳密に認めないのは消費者自身では?それとも法の介入なしで、リンゴを買う勇気がありますか。
そういう自分勝手な意見が多いため毎回、変なコメントが出るのです。
そういう意見を繰り返すと、最終的には消費者自身に返ってくることを承知した方がいいと思います。もうただ乗りはやめませんか。

aa 2014/03/19 14:24 農薬を悪いとは思いません。だけど、リンゴを通して木村さんが奥さんの為に起こした行動、
そこから始まった11年間の経過を、メディアが「感動」という言葉を使って大きくアピールしたことと正比例しているとは思えない。現に、去年は観光客などの来訪で、リンゴ園の土に影響があり、リンゴの実がなりにくなってしまったことに対して、木村さんは「また丁寧に育てます」と言ったことに、映画から伝わったことと重なって胸に残っています。

あ 2014/05/26 04:14 木村さんは行きすぎた職人気質ってだけでは?無農薬にこだわるのは勝手。変わった人がいて注目されるのも仕方ない。科学的に正しくないことを正しいと思いこんでいる部分は多々あるが、彼は専門家でも科学者でもない、一介の経営者(タレント?)なので、彼の失言をどう受け止めるかは好き嫌いの問題。

私も正直、
お酢だって虫殺す目的で使えば立派な農薬なのになあと呆れましたし、
「農薬なしで育つ=強力な薬効物質がリンゴに含まれる=リンゴが危険である」とは微塵も考えないなんて、この人の中で毒物の定義はどうなってるんだろうかと気になりました。

しかし攻撃する相手は、木村さんの姿勢や人格ではないはずです。

彼が称賛されることを恐れるなら、より一層、冷静に科学の文脈で批判するしかないと思います。

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